勉強しているのに、英問英答だけ点につながりにくいとき
中高一貫校の英語では、単語や文法を覚え、本文もある程度読めているのに、英問英答になると急に点が安定しなくなることがあります。保護者の方からも、「書く内容がずれる」「長く書こうとしてまとまりにくくなる」「どこから直せばいいのか分からない」といった相談がよく出ます。
こうしたときに起きていることは、英作文の才能不足というより、本文のどこを根拠にするか、設問が何を条件として求めているか、それを短く安定した英文にできるかの3点がまだつながり切っていないことです。
英問英答は、読めるか書けるかの二択ではなく、読む・選ぶ・まとめるをつなぐ問題です。このページでは、どこでつまずきやすいのか、授業で何を見て直していくのかを、相談前に整理しやすい形でまとめています。
中高一貫校での学習全体や、英語以外も含めた個別指導の進め方を確認したい方は、必要に応じて全体像はこちらもあわせてご覧ください。
英語全体の勉強の進め方から見直したい方は、中高一貫校生の英語勉強法や、学校進度の中で見直したい場合の中高一貫校の英語見直しも参考になります。ただ、英問英答で特に点が伸び悩む場合は、まず「答案をどう作っているか」を切り分けて見ることが大切です。
英問英答で何が問われているのか
英問英答は、英文の内容を理解したうえで、設問の問いに対して英語で論理的に応答する力を見る形式です。単なる本文の写しではなく、本文根拠を押さえたうえで、必要な内容だけを短くまとめる力が求められます。
- 内容理解:本文の主張・理由・具体例のつながりを捉える
- 条件処理:誰について、何について、どの理由を答えるのかを外さない
- 英語化:長くしすぎず、文法的に安定した英文でまとめる
英文理解の土台を固めたい場合は、英単語の覚え方や、英文を覚える方法から先に見直すと、本文把握から答案作成までつながりやすくなります。
英問英答で点が伸び悩みやすい理由
点が伸びにくいときは、単に「英語力が足りない」で片づけるより、どこでずれているかを分けて見た方が整理しやすくなります。
- 問いを読み違える:理由を聞かれているのに、内容説明を書いてしまう
- 本文根拠が弱い:自分の感想が前に出て、本文の主張から離れてしまう
- 英文が長くなる:盛り込みすぎて、英文のまとまりが乱れやすい
英検の記述や読解でも似たつまずき方をしやすい方は、効率の良い英検対策や、中学生向け英検準2級の勉強法も参考になります。
授業ではどこを見て直していくのか
答案が安定しないとき、表面的に「もっと短く」「もっと正確に」と言うだけでは直りにくいことがあります。実際には、次のような順で見ていくと、乱れている場所が分かりやすくなります。
- 問いを分解する:何を、誰について、どの観点で答えるのかを確認します
- 本文根拠を特定する:該当箇所を絞り、主張と理由を押さえます
- 日本語で骨格を作る:何を答えるかを一文で整理します
- 英語は短くまとめる:難しい構文に寄せず、基本的な形で安全に仕上げます
検定学習を通じて英語の整理を進めたい場合は、中学生の英検勉強法、英検準2級の勉強法、中2で準2級に合格する勉強法も合わせてご覧ください。
ミニ例題
例題
Question: Why does the author criticize this approach? Answer in English.
考え方
- 問いの中心:批判している理由が主役です
- 本文根拠:問題点と、その結果どうなるかを拾います
- 短文化:Because A, it leads to B. のように簡潔にまとめます
Because A, it leads to B. =「Aだから、その結果Bになる。」
答案例
Answer (example):
The author criticizes it because it ignores the main cause and therefore leads to ineffective results.
筆者は、それが主要な原因を無視しており、その結果として効果のない結果につながるからだと批判しています。
落としやすいパターン
- 感想で終わる:I think it is bad. のように本文根拠が見えない
- 情報を入れすぎる:長くなり、英文のまとまりが乱れやすい
- 問いからずれる:理由ではなく内容説明になってしまう
エスコット英語科での扱い方
エスコット英語科では、英問英答だけを単独で練習するのではなく、答案が乱れる手前にある土台から順に確認していきます。
- 語彙・文法:英文を正確に読むための基本を確認します
- 構造把握:主張・理由・具体例の流れを読み取る練習を行います
- 条件処理:理由・要約・比較・評価など、設問の要求を見分けます
- 答案作成:短く、安定した英文で答える練習を行います
- 添削:問いのずれ、根拠のずれ、英文の乱れを分けて直していきます
たとえば授業では、「本文は読めているのに答えだけずれるのか」「答える内容は合っているのに英文が長すぎてまとまりにくくなるのか」「文法より先に設問条件の取り違えが起きているのか」を切り分けながら見ていきます。何となく書き直すのではなく、つまずき方を分けて直すことで、答案は安定しやすくなります。
学年ごとの学校対策を確認したい方は、中1英語対策、中2英語対策、中3英語対策、高1英語対策もご覧ください。
このような方に向いています
- 英文は読めるのに、英問英答になると点が取り切れない方
- 設問条件を外しやすく、何を書けばよいか悩みやすい方
- 答案が長くなり、文法ミスが増えやすい方
- 中高一貫校の進度に合わせて、読解から答案まで見てほしい方
逆に、まだ単語・文法の基礎を見直している段階で、本文の内容把握自体に大きな負荷がある場合は、まず英語全体の土台づくりを優先した方が進めやすいこともあります。今の悩みが「読む前」なのか、「読んだ後の答案」なのかを見分けることが大切です。
個別指導の利用を考えているものの、まだ家庭で調整できる段階か判断しづらい場合は、先にこちらの判断材料ページをご覧ください。
FAQ
A. 目安は、文法と構造把握がある程度できてからです。早すぎる段階では英文そのものが不安定になりやすいため、基礎を見ながら段階的に導入します。
A. 英問英答は本文根拠に基づく応答です。自由度が低いぶん、条件処理と根拠の正確さが重要になります。自由英作文とは見られる力が少し異なります。
A. 多くの場合、問いの分解と本文根拠の特定です。ここがはっきりすると、答案が短くなり、英文もまとまりやすくなります。
A. 学年別の目安を確認したい場合は、英検準2級の合格率と目安も参考になります。






