英語の指導方針

英語科が目指すものは大学入学後に自分の興味を持った分野について、英語で学び、発信する能力の構築です。すなわち、難解な文章に取り組み一文一文を丁寧に読んでいく能力や書かれている内容についてじっくりと考えることのできる知的能力です。

大学入試改革に伴い、英語教育も四技能、発信型英語教育、英語による英語授業などトピカルな用語が飛び交い、大変革が行われているかのように見えます。実際、外部テストの導入など選抜方式の変化は起こっていますし、英語教育におけるリスニング・スピーキングのウェイトは増しています。

こうした新しい英語教育は何をゴールとしているのでしょうか。多くの大学は指標としてCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA2からB1(英検で二級から準一級)を求めており、実際にA2やB1に相当する英語資格を取得している場合、英語の個別試験を免除する大学も多くあります。

ちなみにB1レベルとは、

①仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば主要点を理解できる。
②その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。
③身近で個人的にも関心のある話題について、単純な方法で結びつけられた、脈絡のある文を作ることができる。
④経験、出来事、夢、希望、野心を説明し、意見や計画の理由、説明を短く述べることができる。

と定義されています。
要するに日常的な用を英語で済ますことができるレベルが目標とされているのです。

しかし、真の難関大学はそうした浅薄な英語力を求めているわけではありません。 例えば東京大学のアドミッションポリシーでは「その言語についての正確な知識に裏打ちされた論理的な思考力」を持つ学生を求めていると打ち出されています。

大学とは論文を読み、論文を書くところです。先学が築き上げてきた学問という山にに向き合うために先行論文を読み、自分がその学問の山にほんの一掬いの土を盛って山を少しでも高くする為に論文を書くのです。ですから、先行論文を正しく読み、批判的に思考し、自らの考えを世に問うことを訓練する場が大学なのです。

そうした場に参加するための資格を問うののが大学受験である以上、受験生はそれに耐え得る本格的な英語力と論理的な思考力を求められるのです。中高一貫校専門塾エスコット英語科では、語彙・文法・構造把握といった、ともすれば軽視され、嫌われる基本を徹底します。さらに、英語独特の論理構造・文化的背景・現代的なトピック等、広範な知識を伝えます。さらに、与えられた主題に対して応答する訓練を課していきます。

決して安易な道ではありませんが、講師の丁寧な指導が正しい道を示していきます。中高一貫校専門塾エスコットと共に学んでいきましょう。

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