数学のケアレスミスをなくすための7つの方法
数学で問題の解き方はあっているのに、つまらない計算ミスをしてしまったせいで不正解になってしまったという経験がある方は多いのではないでしょうか。数学はケアレスミスに点数が大きく左右されてしまうこともあります。数学のケアレスミスをなくすための7つの方法を実践して、ケアレスミスを防ぎましょう。
勉強方法を見直す
その問題を解いていたときの環境を思い出してみましょう。家で宿題を解いていたとしたら、身の回りに集中を削ぐようなものを置いていなかったか、100%集中できていたか考えてみます。学校のテストの場合も、何かに気が散ってしまっていたり考え事をしながら問題を解いていたとしたら注意力が散漫していたことでケアレスミスをしやすい状況であったと考えられます。コチラも参考にしながら、改善すべきところがあれば改善し、学習に適した環境で勉強するように改めましょう。
ケアレスミスの原因を探る
一口にケアレスミスといっても、ケアレスミスの原因はそれぞれ違います。移項の時の符号ミスなのか、ひっ算の位を丁寧に書かなかったことが原因なのか、答えの単位を間違えてしまったのか...など自分がしやすいミスを知っておきましょう。自分がやってしまいがちなケアレスミスを知っておくと、問題を解くときに気を付けながら解くことができます。まずは自分のミスをしてしまいやすい原因を探ってみましょう。
無理に計算式を省略しない
例えば、移行、同類項の整理などまとめて一気に計算すると、写し間違えのミスは防ぐことができますが、慣れていないうちにやってしまうと新たなミスにつながる可能性があります。まずは、一行でひとつの計算だけをするようにしましょう。また、数字や式をていねいに、ひっ算と式を分けて書くなど、後から見直した時にもわかりやすいように丁寧に書くことを心がけましょう。もちろん慣れてきたら時間短縮のためにまとめて計算することが必要にはなりますが、計算式でケアレスミスをしなくなったら次のステップに進むようにしてください。
よく出てくる数字は暗記する
5分の1=0.2、√2=1.41421356...など、よく計算で使うような数字は暗記しておきましょう。暗記しておけば計算する手間が省けるのでケアレスミスを生みません。ただ単に数字を覚えるだけでは意味がないので、なぜそうなるのかの理由付けをきちんと理解しておくと、もし忘れてしまっても計算で導き出すことができます。
見直しをする
一通り問題を解き終わったら必ず見直しをしましょう。見直しするクセをつけておけば、たとえケアレスミスしてしまっていたとしても、採点する前に気づくことができます。問題を解き終わった後に油断せずに、見直しも集中して行うようにしましょう。宿題や自分で丸を付ける問題であっても常日頃から見直しをして、問題を解いたら見直すという習慣をつけるようにしましょう。
問題を解きなおす
ケアレスミスをしてしまったら必ず問題を解き直しましょう。簡単なケアレスミスだからといってそのままにしてしまうと必ず同じミスをしてしまいます。ミスをしてしまった原因を知ったら、間違えてしまった問題を再度落ち着いて丁寧に解きなおしてください。もしかしたらケアレスミスが不正解の原因ではない場合もあります。その分野その単元の理解がきちんとできていないために正解を出すことができないという可能性も十分にあり得ます。その場合はもう一度その単元をしっかりと学習することになるので、間違えてしまった問題は必ず解きなおすようにしましょう。ケアレスミスであって、理解不足ではないと高をくくってしまわないことが大切です。
類題を解く
ケアレスミスをしてしまった問題の類題を解いてみましょう。そもそも解法が身についていないためにミスをしてしまった可能性も考えられます。計算方法や解き方が正しく理解できているか確認しながら類題を解きましょう。類題を解くことで自分がケアレスミスしやすい問題にたくさん触れることができます。前述したようなことを意識しながら問題を解きましょう。
まとめ
数学でのケアレスミスがなくなれば、本来であれば正解だったはずの問題を落としてしまうということがなくなるため、点数が安定します。数学の問題を解くときは勉強に適した環境で集中して、ケアレスミスをしてしまわないように訓練を積み重ねていきましょう。数学を苦手としている場合は、数学ができない学生向けの学習法も参考にして数学の勉強を続けてみてください。また分野別で苦手を抱えている場合は、数学(幾何分野)が中々出来ない生徒さん向けの勉強法、数学(代数分野)が中々出来ない生徒さん向けの勉強法を参考にして数学の苦手を克服していきましょう。