部活と両立するための効率のいい勉強方法とは?
部活を頑張るほど、帰宅後は疲れて机に向かっても勉強が進まない。だから睡眠を削って何とかしようとして、翌日の授業が頭に入らない――。中高一貫校は授業の進度が速く、学習範囲も広くなりやすいため、この状態が続くと、定期テスト対策も先の受験準備も苦しくなりやすくなります。
部活と勉強を両立するには、気合いだけで乗り切ろうとせず、部活がある日でも続けやすい学習内容と時間の使い方を考えることが大切です。
この記事では、朝や通学時間の活用、授業中の取り組み方、睡眠と休息、定期テスト前の進め方を具体的に紹介します。まずは「部活がある日でも、最低限ここだけは終える」という学習内容を決めることから始めましょう。
部活がある日は、勉強時間より学習内容を先に決める
部活がある日は、帰宅後に長時間の勉強を入れようとしても続きにくいことがあります。大切なのは、疲れている日でも取り組める内容と、休日や部活の軽い日に回す内容を分けることです。
次の表を参考に、時間帯に合わせて取り組みやすい学習内容を選びましょう。
| 時間帯 | 向いている学習 | 例 |
|---|---|---|
| 朝 | 短く確認できる内容 | 英単語、漢字、前日の数学の解き直し |
| 通学時間 | 見る・聞く学習 | 単語帳、暗記事項、英語音声 |
| 授業中 | 理解をその場で進める学習 | 板書、先生の説明、問題演習の確認 |
| 帰宅後 | 短時間で終えられる課題 | 学校ワーク、計算、英文法の確認 |
| 休日 | 時間が必要な学習 | 数学の応用問題、長文読解、テスト範囲の総復習 |
部活がある日に難しい単元を長時間進めようとすると、疲れで集中が続きにくくなります。平日は短い確認を積み重ね、休日に時間のかかる内容を扱うなど、無理なく続けられる組み合わせを考えましょう。
部活と両立する定期テスト対策は3週間前から少しずつ進める
中高一貫校では、定期テストの範囲が広く、英語や数学の進度も速くなりやすいです。部活がある生徒がテスト直前だけで全範囲を終えようとすると、学校ワークを終わらせるだけで時間がなくなり、理解の確認まで届かないことがあります。
特に、テスト前に大切な試合や練習が重なる場合は、直前にまとめて勉強する方法では対応しにくくなります。普段から学校ワークや小テストの直しを少しずつ進め、分からない単元をため込まないことが大切です。
定期テスト3週間前からの学習の進め方
- テスト3週間前:範囲になりそうな学校ワークを少しずつ進める
- テスト2週間前:間違えた問題を中心に解き直す
- テスト1週間前:暗記事項、提出物、苦手単元を確認する
- 前日:新しい問題を増やしすぎず、間違えた問題と重要事項を確認する
英語や数学は、分からない単元をそのままにすると次の単元にも影響しやすいため、早めに確認しておきましょう。部活が続く時期ほど、テスト直前にすべてを詰め込むより、普段の短い学習を積み重ねる方が取り組みやすくなります。
毎日続けられる小さな目標を決める
テスト前に慌てないためには、普段から勉強する習慣をつけることも大切です。ただし、最初から長時間の勉強を目標にすると、部活で疲れた日に続けられなくなることがあります。
まずは「英単語を1ページ確認する」「数学の間違えた問題を2問解き直す」など、短時間で終えられる内容を決めましょう。
最初は一週間続けることを目標にし、慣れてきたら一か月続けるなど、小さな目標を積み重ねていくと、勉強を日常の習慣に取り入れやすくなります。
1日のスケジュールと学習方法を見直す
部活後でも実行できる学習計画を立てる
まずは、現在の1日の生活スケジュールを見直してみましょう。スマホやゲームに使う時間が長くなりすぎていないか、勉強に使える時間がどこにあるかを確認します。
もちろん、趣味や休憩でリフレッシュする時間も必要です。大切なのは、休む時間をなくすことではなく、勉強する時間とのバランスを考えることです。
特に中高一貫校では、学校の進度が速く、課題や小テストも多くなりやすいです。部活後に疲れている日は、何となく机に向かうよりも、その日に終える内容を小さく決めておく方が続けやすくなります。
また、スケジュールを立てるだけで満足せず、実行できたかどうかを振り返ることも大切です。予定を見える場所に貼ったり、スマホのアラームで開始時間を知らせたりするなど、自分に合った方法を試してみましょう。
学校の授業を活かし、家庭学習の優先順位を決める
部活をしている生徒は、部活をしていない生徒と比べて、家庭学習に使える時間が限られる場合があります。だからこそ、学校の授業中に理解できる内容は、できるだけその場で理解することが大切です。
授業に集中できているかを振り返り、集中できていない場合は、その原因と改善方法を考えてみましょう。予習によって授業内容を把握しておくことも、先生の説明を理解する助けになります。
授業中に理解が進めば、帰宅後の復習や課題にかかる時間を減らしやすくなります。部活で培った集中力も、学校の授業に活かしていきましょう。
家庭学習では、次の内容を優先して確認します。
- 授業で分からなかったところ
- 学校ワークで間違えたところ
- テスト範囲でまだ手をつけていないところ
家で長時間勉強できることを前提にするのではなく、限られた時間で何を確認する必要があるかを考えましょう。家庭学習の環境や取り組み方も含めて、自分に合った学習方法を見つけることが大切です。
学習方法を見直す際は、中学生が陥りやすい「よくない」勉強法も参考にしてください。また、集中しやすい環境を整えたい場合は、学習環境づくりについての記事もあわせて確認できます。
通学時間や休み時間を無理なく活用する
通学時間や学校の休み時間など、短い時間でも取り組める学習はあります。英単語や古文単語、理科・社会の重要語句など、短時間で確認できる内容を選びましょう。
ただし、スキマ時間に難しい問題を解こうとすると、かえって続きにくくなることがあります。時間帯に合わせて、無理なく取り組める内容を選ぶことが大切です。
- 休み時間:小テスト前の確認、授業ノートの見直し
- 寝る前:翌日の持ち物、提出物、小テスト範囲の確認
もちろん、休憩の時間も大切です。すべての短い時間を勉強に変える必要はありません。勉強に回せる時間にノートをさっと見直すなど、できることを少しずつ積み重ねることを意識しましょう。
部活と勉強を両立するために睡眠と休息を大切にする
睡眠時間を削らず、夜の勉強を詰め込みすぎない
部活から帰宅した後、勉強時間を確保しようとして夜更かしをしていませんか。スマホやゲームで夜の時間を使いすぎると、あまり勉強できていないのに寝る時間だけが遅くなってしまうこともあります。
睡眠不足が続くと、翌日の授業に集中しにくくなり、勉強や部活にも影響することがあります。部活と勉強を両立するためには、睡眠を削って勉強時間を増やすのではなく、翌日の授業に集中できる状態を整えることが大切です。
夜に疲れて勉強が進まない場合は、早めに寝て、朝に短い確認をする方法もあります。登校時間が決まっている朝は、限られた時間の中で学習内容を絞りやすくなります。ただし、朝学習のために睡眠時間が短くなってしまう場合は、無理に早起きする必要はありません。
また、「いつもと同じ時間寝ても疲れが取れない」「寝つきが悪い」という場合は、睡眠の取り方も見直してみましょう。寝る前のスマホを控える、寝る直前の食事に気をつける、起きたら朝日を浴びるなど、できることから試してみてください。
部活後に眠いときは短い仮眠を活用する
部活動で運動したり、勉強で頭を使ったりすると、どうしても眠くなることがあります。眠気が強いまま机に向かっても、内容が頭に入りにくくなります。
そのような場合は、短い仮眠を入れることで頭がすっきりし、集中しやすくなることがあります。ただし、長く寝てしまうと夜の睡眠に影響する場合があるため、時間を短めに区切り、起きた後に何をするかまで決めておきましょう。
帰宅後に少し休み、起きたら短時間で終えられる軽い学習から始めると、部活後でも取りかかりやすくなります。
自分だけで学習を進めにくい場合は塾の活用も考える
部活と勉強を両立するには、限られた時間の中で必要な学習に集中することが大切です。ただし、学校の授業で分からなかったところや、テスト範囲の苦手単元を自分だけで整理するのが難しい場合もあります。
当塾では、完全1対1の個別指導で、現在の学校教材やテスト範囲に合わせて授業を進めています。教室での指導については、教室での個別指導のご案内をご覧ください。
また、オンライン授業でも教室同様の授業を行っています。中高一貫校への通学に時間がかかり、部活後の通塾が負担になる場合でも、オンラインであれば移動時間を増やさず、勉強し慣れた環境で受講できます。
オンラインでの学習については、中高一貫校向けのオンライン塾とはの記事も参考にしてください。
まとめ|部活がある日も続けられる勉強方法を見つけよう
部活と勉強を両立するためには、長時間の勉強を無理に詰め込むのではなく、部活がある日でも終えられる学習内容を小さく決めることが大切です。
朝や通学時間を活用し、学校の授業に集中しながら、定期テストの範囲を少しずつ進めていきましょう。睡眠や休息を削りすぎず、自分の生活リズムに合った方法を続けることが重要です。
最初からすべてを変えようとせず、まずは一つ、実行できることから始めてみてください。
部活と勉強の両立について、学習計画の立て方や自分に合った学習の組み直しまで広く整理したい方は、部活と勉強の両立に関するご案内もあわせてご確認ください。
講座案内:学校対策 フォローアップコース【英語・数学】
学校の授業進度を毎回確認し、試験日程にあわせた学習カリキュラムを作成した上で授業を進めていきます。
【数学】
どの単元の学習が不十分なのかを見極めて、抜けている内容を補っていきます。学校の進度に十分に追いつくことができれば、先取りコースに変更していくのが理想的です。



