テスト直前の勉強計画の立て方

 

 

 

 

 

代表 夏井:今回ですが、テスト直前の勉強計画の立て方という事です。

中間、期末、学年末もろもろ模擬試験、さまざまなテストがあって、一応基本的には範囲が定まっているテストの方が多いという前提の下、そのテスト範囲に従って勉強していく為にどういう準備をしたらいいのか、という事についてお話を頂きたいなと思います。

まず計画という事なので、何を順番にやっていくかという事を洗い出していきたいです。最初に試験範囲が与えられて、例えばテキストの何ページから何ページまでというものがあったとします。

そこからまず何を計画として立てていったらいいですか?

英語科主任 中尾:直前2週間ぐらいですかね?

多いのが、まずノートまとめをするという子がいますが、あれはあまり効果的じゃないと思っています。

私の担当する生徒さんに対してですが、教科書ワークについて伝えます。あれをテスト3日前ぐらいまでに消化出来るように、まず1日ずつ割り振りなさいと言っています。

出来る所を一生懸命やったとしても変わらなくて、自分が定着していない所だったりよく分かっていない所、まずそこを知らないといけないです。

例えば教科書ワークに付随している英語だったらそのLesson1とかLesson2とか最後のページに小テストみたいのがあると思います。なので、まずそこをやってみなさいと言っています。

計画を建てる前にワークのテスト文を解いてみてそこの定着度、出来が悪いというかあんまり出来てない所を多めに出来るようにまずは出来る所と出来ない所を把握する所から始めた方がいいかと思います。

代表 夏井:優先順位をちゃんと付けておいて、やばそうなやつから順番に潰していく感じですかね?これでテスト3日前ぐらいまで淡々とやりました、残り3日間ある訳ですが次はどうでしょう?

英語科主任 中尾:最後はやっぱり覚えるという事よりも解くという事を増やして欲しいなと思います。我々も多分経験あると思いますが、一夜漬けで覚えたつもりがテストで出てこないみたいなのがあると思います。それって結局解いて吐き出すという経験というか、回数が少ないから結局テストの当日に出来ない訳です。

テスト前3日間というのは覚える作業というよりはもうひたすら解きます。最初にやったテストをもう一回やってみてどれぐらい出来るようになったのかという所を確認する事も大事です。

あとは覚えられていないものをひたすら見て隠して覚えるんじゃなくて、ピンポイントでそこが問題になっている所を解いて、ちゃんと目と頭に覚えさせるというのをやった方が効果的なんじゃないかなという感じはします。

代表 夏井:なるほど。あくまで試験範囲が教科書だったり問題集だったりたまにプリント10枚とかいうよく分からない長文が10セットを並んでるような、これが範囲だ!みたいな事があったりする時にワークもなければそれと似たような問題もないっていうケースもあったりすると思います。そういう時はどう勉強したらいいんでしょうか?

英語科主任 中尾:難しいですね(笑)まずやっぱり大枠を覚えておかないとどうしようも出来ないと思います。

なので、もしそういうちょっと極端というか、なんか趣味が入っちゃっているかな、という課題に関しては、最初に英語で言えば長文があったとして、その話の大体のあらすじを覚えとけと言っちゃいます。大体こういう話だったな、というのが頭に入っていて、あとはそのプリント次第ですが例えばプリントで空欄になっている所だったり線を引っ張ってある所だけは最低限覚えておきます。

あらすじとあとは出てきた単語の中で知らないものだけを覚えていきます。それがテスト範囲が発表された段階で例えばプリント10枚あるとなったら他の科目もあると思うので、最初の3日から4日ぐらいであらすじを大体イメージしておいて、残りの10日ぐらいで出てきた単語の中で知らないやつを覚えていくぐらいしかないのかなと思います。

代表 夏井:そうですね、何か問題があったら解けと言ったらそれで終わりですが、ない場合は結構問題難しいよね、という話はありますよね。

だから極端な話でいうと、例えば全文訳していくんだという凄いストイックな勉強をされる生徒さんもいますし、一読して勉強終わったっていうこれはふざけているよね、という話とかもあります。結構そういう難しい課題の出され方もあったりすると思うので、適切に課題にフィットした対応していくというのは結構大事なのかなというとこですね。

テスト直前の勉強計画の立て方

小学生、中学生、高校生、大学生と学年に限らず、テスト直前まで勉強が捗らず、直前になってから取り組もうと思っても何をしたらよいのか分からなくなり、焦ってしまうこともあるのではないでしょうか。もちろんテスト勉強は2週間前から計画的に取り組むことが大前提ですが、直前は以下のことを行うと点数アップに繋がります。テスト勉強に取り組む際は「よくない」勉強法をしてしまっていないかチェックをして、改善すべき点は改善しながら学習に取り組みましょう。暗記の方法については、「定期試験前にまとめて暗記する方法」を参考に実践してみてください。

英語

単語や熟語などテスト範囲のものを暗記しましょう。
定期テストで出題される範囲の文章などがあれば、繰り返し読み、英文と日本語訳ともに頭に入っているとスラスラ解くことができます。うろ覚えでは意味がないので確実に暗記しましょう。テスト範囲の問題集があれば、間違えた問題をピックアップして解きなおしましょう。焦って新しい問題集に手を出さずに、いつも使っている問題集を使い、とにかく繰り返し問題を解きましょう。
英単語の暗記に苦手意識を持っている人も多いですが、暗記をしているつもりが、ただノートに英単語を書いているだけになっていませんか?英単語は書くだけではなく、音読しながら暗記をしてみましょう。声に出すことで、口や耳が刺激され、視覚的にだけではなく聴覚的にも単語を記憶できます。また音読は、英文の対策にも繋がるので、英文を読むときも普段から音読を癖づけるといいでしょう。

数学

理解しなければならない問題は直前で理解を深めることは難しいです。しかし、テキストの問題文とほぼ同じで数字だけ違う問題であれば、直前でも対策ができます。そのため、良く出題されるような問題を何度も解き、パターンとして覚えましょう。パターンに当てはまれば解ける問題もあります。確実にとれる点数を落とさないようにしましょう。公式だけ覚えても、使い方が分からなければ、点には繋がらないので、公式だけ覚えようとするのはやめましょう。必ず、解き方の流れをパターンとして覚えるように意識してください。

社会

教科書を覚えることも大切ですが、問題集を併用しましょう。
問題と答えをセットで暗記する必要があります。ただ、出題方式が少し変わっただけで答えられなくなる可能性があるので、問題集を使って暗記したあと、時間に余裕があれば教科書で補填しましょう。基本的な問題は100%答えられるようにすることが大切です。

理科

計算や公式などは、コツコツ勉強しないと身に付きません。テスト直前で理解できていない場合は、テスト終了後に改めて復習するとして、知識系の問題を覚えてしまいましょう。計算で時間を使うよりは暗記に時間を使った方が点数を稼ぐことができます。

国語

定期テストで出題される問題が決まっている場合は、文章を頭に入れましょう。また、ノートを見返して重要事項を覚えておきましょう。文章中に含まれている漢字や慣用句は書けるようにしておきましょう。特に漢字はテスト直前の対策でも、点数に直結します。時間がない場合は、特に重点的に漢字を覚えましょう。漢字を書きながら覚えて、自分で小テストを行い、間違えた問題は覚え直すことを繰り返すと効果的です。また、漢字の読み方は音読だけでも覚えられるので、テスト開始1分前などの直前には、漢字の読みを確認することもおすすめです。

テスト前日の過ごし方

テストの前日は、一夜漬けなどせず、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。テスト前日はギリギリまで詰め込んで勉強したいと思うかもしれませんが、睡眠が十分にとれていないとテスト中に眠くなってしまったり、集中力が続かなくなってしまいます。テスト前日になって新しいことをたくさん覚えたりしようとするのではなく、自分が間違えやすい問題をチェックしたり、ノートを見返すことを中心に取り組みましょう。

テスト当日の過ごし方

テスト当日は、気合いが入りすぎてしまったり、不安になってしまったりすることもあると思います。勉強してきたことの成果を存分に発揮するためには、いつも通りを心がけましょう
テスト当日の起床時間は、テスト開始の3時間を目安にしましょう。起きてから脳が働くまでには時間がかかります。朝ごはんをきちんと食べて、集中してテストに取り組めるようにしましょう。シャーペンの芯が切れていないかなどには注意する必要がありますが、使い慣れている筆記用具を使い、あくまでも普段学習するときと変わらない姿勢で臨みましょう。

長期の休みの場合

春休み、夏休み、冬休みなど長期の休みの際は、通常の授業期間ではできない学習を深めていきましょう。休みに入る前に学習したことの復習を徹底し、余裕があれば予習も進めていきましょう予習を進める中でつまづいた箇所があれば、長期の休みの間に再度学習しなおして不安事項をなるべく排除していきましょう。まとまった勉強時間を確保できることは非常に貴重です。中学生や高校生は特に部活動が忙しい時期でもあるので、休みが終わりに近づきテスト直前になる前に計画をしっかり立てて両立させましょう。
また、長期休暇中の具体的な勉強方法については、「中高一貫校生の春休み勉強法」「中高一貫校生の冬休み勉強法」にそれぞれまとめてあります。長期休暇全般に共通している部分も多くあるので、ぜひ参考にしてください。

受験生

受験生は特にテスト勉強の他に受験勉強もしなくてはなりません。かといって定期テストの勉強をおろそかにしてしまうと内申に響いてしまったり、今後に悪影響を及ぼしてしまいます。どちらかだけにならないように、夏休みなどを利用して学習の理解を深めていきましょう。苦手分野があれば克服しておくことで新学期の勉強が捗り、受験勉強に時間をきちんと充てることができます。

まとめ

テスト勉強に限らず、勉強は毎日コツコツやることが大切です。テスト直前だからといって一気に詰め込んだとしてもその場しのぎにしかならず、学力向上にはつながりません。勉強を習慣づけたうえで、再度テスト前になったら暗記物の確認をしたり、苦手な問題を解きなおしたりすると、テストの点数アップとともに学力の向上も見込めます。直前で焦らないためにも、ワークを何度も解きなおしたり、ノートを見直したりする習慣づけをしましょう。

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