中高一貫校で広く採用されている『NEW TREASURE ENGLISH SERIES』(以下、ニュートレジャー)は、検定教科書よりもはるかにボリュームがあり、大学入試を見据えた本格的な英語力を養うことができる教材です。
一方で、「単語量が多すぎてついていけない」「予習・復習に時間がかかりすぎる」「テスト前は暗記に頼るしかない」といった声も少なくありません。

このページでは、ニュートレジャーの特徴と各Stageの内容、実際に多くの生徒さんが直面しやすい課題、そして中高一貫校専門塾エスコット(Escot)が行っている具体的な対策・指導方法について整理してご紹介します。


1.ニュートレジャーとは?

『NEW TREASURE ENGLISH SERIES』(ニュートレジャー)は、Z会出版による中高一貫校用の英語教科書です。検定教科書よりも難易度が高く、
大学入試で必要とされる英語力・実践的な英語力を養うことを目的として作成されています。

ニュートレジャーの基本的な特徴

  • 英文量・語彙量が非常に多い
    検定教科書に比べて英文の絶対量・語彙量が多く、単語数は約3倍と言われています。
  • 中学で高校内容の一部まで学習
    検定教科書なら高校で扱う内容も中学生のうちから取り上げられ、反復学習により重要な文法を確実に理解する構成になっています。
  • 文法解説が詳しい
    文法・構文の解説が比較的詳しく掲載されており、英語への興味を持たせるテーマの英文が多く採用されています。
  • 4技能をバランスよく伸ばす設計
    「読む・書く・聞く・話す」の四技能をバランスよく身につけ、論理的思考力やコミュニケーション力を早い段階から養成する狙いがあります。

こうしたカリキュラムをきちんと理解しながら進めることができれば、
最難関大学に合格できる英語力を養うことができる、という点がニュートレジャー最大の特徴です。


2.ニュートレジャー各Stageのレベルと内容

ニュートレジャーはStage1~Stage5まで段階的に構成されており、中学内容から高校内容、そして最難関大学レベルまでを一貫して学べる教材です。ここでは各Stageの語彙数・学習範囲と、エスコットによる関連コンテンツ・講座をご紹介します。

Stage1 Second Edition(中1~中2相当)

語彙数は約1,100語で、中学1年~2年の範囲を学習します。

主な単元:
be動詞、一般動詞、単数と複数、疑問詞、命令文、現在進行形、一般動詞・be動詞の過去形、未来を表す表現、助動詞、There is/are構文、比較 など

各項目については、当塾英語科講師・中尾による解説記事・動画をご覧ください。

Stage1 の内容&学習ナビ
Youtube動画「ニュートレジャーの道標【STAGE1】」

1 be動詞の文1(I am[you are]~) be動詞の文1(This is[That] is~)
2 be動詞の文2(He[She] is~) be動詞の文2(what is~?) be動詞の文2(who is~? A or B)
3 一般動詞の文1(一般動詞の基本) 一般動詞の文1(疑問詞を使う疑問文)
4 一般動詞の文2(3・単・現) 一般動詞の文2(疑問文と否定文) 一般動詞の文2(場所/時間を問う疑問文)
5 所有代名詞/疑問詞(whose~?) 所有代名詞/疑問詞2(how~?) 所有代名詞/疑問詞2(who~?)
6 命令文(Canの文) 命令文(Canの使い方) 命令文(疑問文/be動詞の命令文)
7 現在進行形(~ingのつけ方) 現在進行形(否定文と疑問文/疑問詞の疑問文) 現在進行形(現在形と進行形)
8 一般動詞の過去形(規則動詞) 一般動詞の過去形(否定文と疑問文/疑問詞の疑問文) 一般動詞の過去形(不規則動詞/疑問詞の疑問文)
9 be動詞の過去形(wasとwere/否定文と疑問文) be動詞の過去形(過去進行形/疑問詞の疑問文) be動詞の過去形(itの特別用法)
10 助動詞(be going to~の文と疑問文) 助動詞(how~?/why~?の疑問文) 助動詞(willの文のつくり方/canの色々な用法) 助動詞(may/mustの色々な用法)
11 there is~の文(there is~) there is~の文(否定文/疑問文) there is~の文(数量表現)
12 比較(原級を用いた比較) 比較(比較級を用いた比較) 比較(最上級/不規則変化) 比較(比較級/最上級の疑問文)

詳しい指導内容は



をご覧ください。


Stage2 Second Edition(中2~中3相当)

語彙数は約1,000語で、中学2年~3年の範囲を中心に学びます。

主な単元:
助動詞表現・文構造、不定詞、副詞節を導く接続詞、名詞節を導く接続詞・文構造、動名詞、現在完了、受動態、名詞・不定代名詞・再帰代名詞、後置修飾・分詞による修飾、関係代名詞、不定詞の発展的用法、比較・間接疑問・いろいろな文 など

こちらも中尾による動画・コラムで1項目ずつ丁寧に解説しています。

Stage2 の内容&学習ナビ
Youtube動画「ニュートレジャーの道標【STAGE2】」
1 接続詞1/感嘆文(等位接続詞/命令文,~) 接続詞1/感嘆文(時の接続詞) 接続詞1/感嘆文(howの感嘆文)
2 接続詞2/助動詞(条件のif) 接続詞2/助動詞(接続詞that) 接続詞2/助動詞(have to等)
3 文型(文の要素の理解) 文型(第4文型をとる動詞) 文型(第5文型をとる動詞)
4 不定詞(名詞的用法) 不定詞(副詞的用法) 不定詞(形容詞的用法)
5 動名詞(動名詞の用法) 動名詞(不定詞との区別)
6 受動態 受動態(疑問詞の疑問文) 受動態(SVOO/Cの受動態)
7 現在完了 現在完了(経験用法) 現在完了(継続用法の基本用法) 現在完了(現在完了進行形)
8 名詞(可算名詞と不可算名詞) 名詞(不定代名詞oneの用法) 名詞(再帰代名詞)
9 後置修飾 後置修飾(分詞の形容詞的用法)
10 関係代名詞(主格の関係代名詞) 関係代名詞(目的格の関係代名詞 関係代名詞(thatが好まれる場合)
11 不定詞の発展的用法(it~to...) 不定詞の発展的用法(疑問詞+to) 不定詞の発展的用法(too/enough to...)
12 疑問文/仮定法(間接疑問) 疑問文/仮定法(付加疑問) 疑問文/仮定法(仮定法)

詳しい指導内容は



をご覧ください。


Stage3 Second Edition(中学復習+高校基礎)

語彙数は約800語で、中学内容の復習と高校英語の基礎を学びます。

主な単元:
完了形、助動詞の発展的用法、不定詞を含むさまざまな表現、使役動詞・知覚動詞、受動態の発展的用法、副詞節、関係代名詞、関係副詞、名詞節、分詞・分詞構文、仮定法、比較・強調・否定・倒置などの表現
Stage3 の内容&学習ナビ
Youtube動画「ニュートレジャーの道標【STAGE3】」
1 時制/完了形(過去完了) 時制/完了形(大過去)
2 助動詞の発展用法(推量/義務) 助動詞の発展用法(可能性/推量) 助動詞の発展用法(過去の推量)
3 不定詞を使った表現(判断の根拠) 不定詞を使った表現(to V原+前置詞) 不定詞を使った表現(知覚動詞) 不定詞を使った表現(that節と書換)
4 受動態の発展(復習/助動詞を含む) 受動態の発展(復習/助動詞を含む)
5 副詞節(相関接続詞) 副詞節(いろいろな従位) 副詞節(いろいろな従位接続詞)
6 関係代名詞(所有格whose) 関係代名詞(関係代名詞what) 関係代名詞(非制限用法)
7 関係副詞(前置詞+関係代名詞) 関係副詞(where/when) 関係副詞(関係副詞の省略)
8 名詞節(疑問詞の関節疑問) 名詞節(if/whetereの関節疑問) 名詞節(名詞説を導くthat)

詳しい指導内容は



をご覧ください。


Stage4 Second Edition(高校全範囲)

語彙数は約800語で、高校の全範囲を学びます。

主な単元:
時制・完了、時制の一致・話法、助動詞、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、比較、仮定法

Stage5 Second Edition(最難関大学レベル)

語彙数は約850語で、
最難関大学で出題されるレベルの英語力を養うことを目標としています。長文読解がメインとなり、より高度な構文把握・論理展開の理解が求められるステージです。


3.ニュートレジャーでつまずきやすい理由

ニュートレジャーは中高一貫校での利用を前提とした、難関大学受験を見据えた教材です。文章量の多さ・扱うテーマの幅広さは大きな魅力ですが、その分だけ学習負荷も高く、十分なサポートがないと次のような課題が生じやすくなります。

「単語を調べているうちに時間がなくなってしまい、本文を最後まで読めない」
「テスト前はとりあえず本文を丸暗記してしのいでいる」
「授業のスピードが速くて、一度つまずくとどこから復習すればよいか分からない」

(1)予習段階での課題

ニュートレジャーは、文章・語彙が非常に多い教材です。そのため、

  • 知らない単語が一度に大量に出てくる
  • 英文自体の内容・抽象度が高く、テーマも多岐にわたる

といった理由から、ひとりで予習しようとすると膨大な時間がかかるケースが多く見られます。

本来であれば、
単語をある程度固めてから本文を精読するのが理想ですが、実際には
単語の意味を調べれば英文が理解できるほど易しい文章ではありません

結果として、
単語の意味を調べることに時間を費やしてしまい、自力で英文を和訳する時間がなくなってしまう
という状況に陥りがちです。

(2)復習・テスト対策での課題

中高一貫校では授業の進度が速く、テスト範囲も広くなりがちです。ニュートレジャーでは

  • 覚えるべき単語数が多い
  • 文構造・構文が複雑

といった理由から、テスト前に「出題されそうな英文の丸暗記」で対応しようとする生徒さんも多く見られます。

しかし、丸暗記だけでは
文法や構文の応用問題が出題されたときに対応できない
という問題が生じます。これは、

  • 単語・文の使い方が理解できていない
  • 文法・構文の仕組みが定着していない

ことが原因です。

さらに、ニュートレジャーには市販の網羅的な参考書・問題集が少ないため、
「分からない箇所を補う手段がなく、授業に依存せざるを得ない」
という状況にもなりやすくなっています。

(3)生徒が陥りやすい具体的な状況

上記のような特徴・背景から、次のような悩みにつながることが多いです。

  • 授業の進度についていけない
  • 単語が多すぎて覚えきれない
  • 英文が難しく、単語を調べても訳せない
  • 予習・復習に時間がかかりすぎて、他教科の学習時間が削られてしまう
  • ニュートレジャーに対応する参考書がなく、授業だけでは理解が追いつかない
  • 構文・文法が十分に定着しておらず、応用問題になると正解できない

ニュートレジャーは正しく使えば大きな武器になる教材ですが、そのポテンシャルを十分に活かすためには、計画的な予習・復習と、専門的なサポートが不可欠です。


4.エスコットによるニュートレジャー攻略法

中高一貫校専門塾エスコット(Escot)では、完全1対1の個別指導により、上記のような課題に対して以下のような対策を行っています。

(1)予習:やるべき範囲を絞り、時間対効果を最大化

ニュートレジャーは文章・単語の量が多いため、「全部を完璧に予習しよう」とすると必ず行き詰まります。そこでエスコットでは、

  • こちらで予習すべき内容を厳選し、
  • 予習専用プリントをお渡しして、
  • 限られた時間で効率よく予習できるように指導

を行います。

具体的には、

  • 「必ず押さえるべき単語・表現」と「余裕があれば触れる単語」を整理
  • 本文の中でも構文理解に直結する文を優先してチェック
  • 予習のゴール(どこまでできればOKか)を毎回明示

といった形で、「毎回の予習でやるべきこと」をはっきりさせながら進めていきます。

(2)復習:授業後に「何を復習するか」が一目で分かるプリント

授業を受けっぱなしにしないために、エスコットでは授業後に
復習内容が明示された専用プリント
をお渡ししています。

  • その回で扱った文法・構文の要点
  • もう一度解き直してほしい例文・問題
  • テストに直結しやすい表現・語彙

などを整理し、「このプリントに沿って復習すれば、授業内容が定着する」という状態を作ります。

ただ単に授業を受けるだけではなく、予習と復習の両方に力を入れて学習を進めることで、ニュートレジャーの理解度が大きく変わっていきます。

(3)文法・構文の定着と受験対策

授業内では、ニュートレジャーの本文・例文をもとに
文法・構文などを「分かるまで何度でも」繰り返し学習
します。

  • 単語テストだけでなく、構文レベルでの確認
  • ニュートレジャー本文の書き換え問題・穴埋め問題で応用力を養成
  • 模試・入試問題ともリンクさせた学習計画に基づく受験対策

といった形で、ニュートレジャーを軸にしつつも「入試で点が取れる力」を育てていきます。

(4)学年別コースとオンライン対応

学年別単元と開講コースの詳細は、以下のページをご覧ください。学年別にコースを設けておりますので、さまざまなニーズに合わせた指導が可能です。

また、教室での授業に加えて、オンラインでも同様の授業を受講可能です。通塾が難しい方や遠方にお住まいの方は、オンライン授業をご検討ください。

オンライン授業の詳細は、
コチラ
をご覧ください。


5.まとめ:ニュートレジャー対策でお悩みの方へ

ニュートレジャーは、

  • 最難関大学合格レベルまで見据えたハイレベルな教材であり、
  • 文章量・語彙量ともに多く、予習・復習の負担が大きい一方、
  • 正しく使えば非常に大きなアドバンテージになる教科書

です。

一方で、次のような悩みを抱えるご家庭・生徒さんも少なくありません。

  • 授業の進度についていけなくなってきた
  • 単語・構文の暗記頼みで、テストの応用問題に対応できない
  • 予習・復習に時間がかかりすぎて、他教科との両立が難しい

中高一貫校専門塾エスコット(Escot)では、完全1対1の個別指導で、生徒さん一人ひとりの状況に合わせたニュートレジャー対策を行っています。
まずは現在の状況を丁寧にお伺いし、最適な学習プランをご提案いたします。


中高一貫校に通う生徒のための勉強計画の立て方

他教材・勉強法について

当塾ではニュートレジャー対策に加え、中高一貫校で多く採用されている
プログレス
バードランド
対策も行っています。

英語の勉強全体を見直したい場合は、
中高一貫校に通う生徒のための英語勉強法』もぜひご覧ください。
また、英語だけでなく全体の学習を計画的に進めたい方には、
中高一貫校に通う生徒のための勉強計画の立て方
もおすすめです。

ニュートレジャーの難しさに不安を感じている方こそ、早めの対策が有効です。お困りのことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

講座案内:受験対策 難関私大対策講座【英語・数学・国語】

【英語】
基本的な英語の学力があれば合格点がとれる大学群ですが、近年の傾向として合格点が高くなりがちであるので、精度の高い学力を養うことが目標になります。

【数学】
基本レベルの問題から入試標準レベルの典型問題までを解答できる力を養うことを目指します。

【国語】
どの学校でも使える、どんな文章にでも通用する普遍的な解法を伝達していきます。そして、演習と解説を通じてそれを使いこなす訓練をしていきます。