中高一貫校に通う生徒のための勉強計画の立て方

中高一貫校は授業の進度がはやく、内容も濃いものとなっているため、授業をしっかりと受けることはもちろん、家庭での予習・復習が学力向上や学校の成績を上げるうえで必要不可欠なものとなっています。中高一貫校に通う生徒さんのための勉強の計画はどのように立てていけばよいのでしょうか。まずは自分自身を知り、自分に合った計画を立てることが大切です。テスト直前の勉強計画の立て方については『テスト直前の勉強計画の立て方』をご覧ください。また、中高一貫校生は学校の授業についていけなくなってしまうことや、高校受験がないことなどが原因で中だるみしやすく、中だるみしてしまわないためにも勉強計画を立てて勉強をしていくことが必要です。中だるみから抜け出せないと、落ちこぼれになってしまい、より勉強に対する気持ちが減ってしまいます。中だるみしてしまっている場合は、『中だるみで落ちこぼれにならないために学習法を見つめなおそう』を参考に学習方法を見直してみましょう。

そもそもなぜ勉強計画を立てるのか

なぜ勉強のための計画立てをするのでしょうか。中高一貫校生は特に、授業の進度や内容についていくために、家庭での予習や復習が必要不可欠です。勉強の計画を立てて勉強を進めることで、先を見通すことができ、焦らずしっかりと勉強に取り組むことができます。また、ただ期限に提出するために問題を解くだけでなく、問題を解きながら内容の理解を深めていくことを行うことで、より成績アップにつげることができます。もし、計画を立てずに過ごしてしまった場合、宿題が思ったより多くて提出日の前日に一夜漬けをしてしまったり、内容をきちんと理解する余裕がなかったりなど、勉強をするというよりはとりあえず終わらせるということに重きが置かれてしまいます。
勉強の計画をきちんと立てて、自分の家庭学習をきちんとスケジュールに合わせて勉強することで、余裕を持ってきちんと勉強することができるため、学力向上や成績アップにつながっていきます。

計画をとりあえず立ててみる

まずは勉強の計画を立ててみましょう。きちんと勉強の計画を立てることができ、そのまま実行できれば何も問題はありません。しかし、体調を崩してしまって勉強できない日や急な予定が入ってしまって計画通りに勉強が進まない日もあるかと思います。そのような時は、無理やり次の日にまとめてこなす、といったようなことや、そもそも計画を立てていたはずの勉強計画をなかったことにして進めてしまう、といったことは決してしないようにしましょう。当初の計画が崩れてしまったら、また新たに計画を立て直して、計画をこなすことよりも、本来の目的である、学力の向上や成績アップができるように自分に合った計画を立てていく必要があります。

勉強計画の立て方

まずは自分の生活リズム知る

まずは、自分の生活のリズムを知るところからはじめましょう。起きてから寝るまでの間に勉強できる時間がどれくらいあるのか知っておくことが大切です。ご飯を食べる時間やお風呂の時間、睡眠時間はなるべく削らないようにして考えていきましょう。部活や塾、習い事で曜日ごとに学習できる時間が異なる場合もあるかと思います。それらも考慮しておきましょう。そして、自分がどれくらいの量をどのくらいの時間で取り組むことができるのか知っておく必要があります。勉強できる時間が3時間あったとして、まったく集中を切らさずに3時間勉強し続けることができる場合は問題ありませんが、1時間勉強したら10分休憩してまた取り組むといった場合は、3時間みっちり勉強時間にあてられるということではなくなります。自分の勉強にかかる時間が分からない場合は、勉強時間を少し多めに設定をして、焦らずに取り組めるように勉強計画を立ててみましょう。自分が集中して勉強することのできる時間や、どれくらいの量をどれくらいの時間で取り組むことができるのかを知っておくことで、無理のない勉強の計画を立てることができます

やるべきことを把握する

自分が進められるペースが分かったら、自分が取り組むべき課題や問題集をいつまでにどのくらい学習すればいいのか把握しましょう。たとえば、テスト前2週間で、問題集を1回解く場合と、2回解く場合では1日で取り組まなければならない問題の量が変わってきます。クリアしなくてはならない日までにどれくらい勉強する必要があるのかを、計画を立てる時点でしっかり把握しておきましょう。学校の授業だけでなく塾の宿題などがある場合はそれも含めてやるべきことを想定しておきましょう。(出される宿題の量は毎回異なると思うので、多めに考えておきましょう。)

テスト前は特に注意して計画を立てる

また、テスト期間は特に学習しなければならないことが増えます。そのようなときは、まず全体としてやらなければならない量を把握しましょう。全部の教科の全範囲を考えてしまうと、とてつもなく多い量に感じてしまうかもしれませんが、まずは知っておくことが大切です。そして、教科ごとにテストまでに1日でどれくらいのページ数・量をこなす必要があるのか考えましょう。そうすることで勉強時間をどれくらい確保したらよいのか具体的に考えることができます
ここで注意が必要なのが、テスト前はただ課題をこなせばいいのではなく、苦手な分野を集中的に学習したり、問題を1度だけでなく何度も繰り返し反復練習する時間や暗記のための時間が特に必要になってくるという点です。提出物を終わらせるためだけの時間ではなく、テストの対策のための時間もきちんと考慮した上で勉強の計画を立てましょう。

計画を立てたら見直す

勉強の計画を立てることができたら、自分の立てた計画を見直してみましょう。その際、1日の勉強量が自分が取り組めるペースを超えてしまっていないか、無理のない計画が立てられているか確認する必要があります。計画を立てているときは勉強に対して前向きな気持ちが大きいでしょうから、勉強量を多く設定しすぎてしまっている可能性もあります。急にたくさんの量を解こうとしても続かなかったり、クリアできるはずのない計画を立ててしまったりすると先が見えずに勉強することがいやになってしまいます。自分が取り組める内容であるか見直して、計画を立て直す必要を感じた場合は、再度考えなおしましょう

勉強計画に基づいて実行する

自分の立てた計画に基づいて勉強していきましょう。1日にどれくらい勉強に取り組めばよいのかが把握できているので、心に余裕を持って学習を進めることができます。自分の睡眠時間やライフスタイルを変えすぎたりせずに、勉強すべき時間にしっかりと集中して自分のペースで取り組むことができれば、学力向上・成績アップにつながっていきます。無理な勉強計画を立てずに、自分が達成できる計画を毎日コツコツと達成していくことで、勉強と向き合う環境づくりをしながら学力向上を目指していきましょう

当塾での取り組み

当塾は中高一貫校専門塾として、完全1対1の個別指導で中高一貫校のテキスト対策や、定期試験対策の講座を展開しております。完全オーダーメイドの当塾の授業につきましてはコチラをご覧ください。また、教室での授業のほか、同様の授業をオンラインでも受講可能です。オンライン授業につきましてはコチラをご覧ください。英語はプログレス対策ニュートレジャー対策バードランド対策、数学は体系数学対策があり、さらに学習状況に合わせて、学校の授業の予習がメインの先取りコース・定期試験対策など学校の進度に合わせたフォローアップコースで1人1人に合わせた完全オーダーメイドの授業を進めてまいります。

まとめ

中高一貫校は授業のスピードがはやく内容も濃いものになっているため、中高一貫校生は特に勉強計画を立てて学習に向き合っていくことが必要です。家庭学習がどれくらいきちんとできるかが授業についていくという点においても、学力をアップさせるという点においてもポイントになっています。無理のない自分に合わせた勉強計画を立てて、学習を進めていきましょう。

 

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