定期試験前にまとめて暗記する方法
定期テスト前にAnkiで暗記を進める方法
定期テスト前になると、英単語、古文単語、社会や理科の用語、数学の公式など、覚えるものが一気に増えます。特に中高一貫校では授業の進度が速く、試験範囲も広くなりやすいため、「Ankiを使っているのに覚えられない」「復習がたまってテスト範囲まで回らない」と感じる生徒も少なくありません。
このページは、定期テスト直前にAnkiの復習がたまっている人、新規カードを増やしすぎている人、暗記しているのに点数につながらない人に向けた内容です。Ankiアプリの細かな操作方法ではなく、テスト前に何を優先し、どのように復習を回すかを中心に説明します。
定期テスト前にまず押さえたいこと
- 覚える範囲を5〜10個ずつに区切る
- 見て終わりにせず、答えを隠して思い出す
- Ankiは新規カードを増やしすぎず、復習を優先する
- 復習がたまっている場合は、テスト範囲に関係するカードから見直す
- 数学はAnkiだけで完結させず、解法の判断材料を確認する補助として使う
定期テスト直前で大切なのは、長時間机に向かうことだけではありません。まずは覚える量を小さく区切り、短時間で何度も思い出すことです。Ankiを使う場合も、新規カードを増やし続けるより、すでに作ったカードの復習を回して「テスト本番で思い出せる状態」を作ることを優先しましょう。
以下では、まず「Ankiを使っているのに覚えられない原因」を確認し、そのあとに短時間での復習方法、音読との組み合わせ、睡眠、数学・英語での使い分けを説明します。
Ankiで覚えられないときに最初に見直すこと
Anki(anki)を使っているのに覚えられない場合、原因はアプリそのものではなく、新規カードの入れすぎや復習時間の取り方にあることがあります。カードを作ることに時間を使いすぎると、肝心の「思い出す練習」が不足し、テスト前に復習が追いつかなくなります。
特に定期テスト直前は、カードを増やすことよりも、すでにあるカードの中からテスト範囲に関係するものを優先して思い出せるようにすることが重要です。
| よくある状態 | 起こりやすいこと | 見直し方 |
|---|---|---|
| 新規カードを毎日増やしすぎている | 復習が追いつかず、浅く見るだけになる | 直前期は新規を抑え、復習を優先する |
| カードを作るだけで満足している | 本番で思い出す練習が不足する | 答えを見る前に、必ず自分で思い出す |
| 1回の復習時間が長すぎる | 途中で集中が切れ、続きにくくなる | 10分前後の短い復習を複数回に分ける |
| 間違えた理由を確認していない | 同じカードで何度も間違えやすくなる | 単語の意味、用語の区別、公式の使い方など原因を短く残す |
復習がたまっているときは、新しいカードを増やす前に、今あるカードをどこまで思い出せるか確認しましょう。すべての復習を一気に終わらせようとするのではなく、テスト範囲に関係するカードを優先し、思い出せなかったものを繰り返します。
- 新規カードを増やしすぎない:直前期は新規を抑え、復習の回転を優先します。
- 短時間を複数回に分けて回す:30分を1回より、10分×3回のように分けて取り組みます。
- 音読と組み合わせる:カードを見たら声に出して確認し、そのあと隠して思い出します。
- 寝る前は確認に寄せる:新しい内容を大量に増やすより、その日に見た内容を軽く見直します。
Ankiで解決しやすいことと、Ankiだけでは足りないこと
Ankiは、英単語や用語などを繰り返し思い出すためには使いやすい方法です。一方で、定期テスト対策のすべてをAnkiだけで進めることは難しい場合があります。
| Ankiで取り組みやすいこと | Ankiだけでは足りないこと |
|---|---|
| 英単語・古文単語・理社用語の反復 | 学校教材全体の学習順序を決めること |
| 間違えやすい知識の繰り返し | 数学の問題を自力で解く練習 |
| 公式や解法の入口を思い出すこと | 問題ごとに解法を判断して答案を作ること |
| 英文や文章の一部を繰り返し確認すること | 本文理解や文法問題、学校ごとの出題に合わせた対策 |
つまり、Ankiで覚えられる部分はAnkiで反復し、問題演習や学校教材の進め方が必要な部分は別に対策することが大切です。暗記方法を変えても「どの科目から手をつけるか」「学校教材のどこを優先するか」を決めにくい場合は、暗記方法だけではなく学習計画そのものを見直す必要があります。
学校教材や科目の優先順位を決めにくい場合
Ankiの使い方ではなく、「テスト範囲のどこから進めるか」「学校教材をどの順番で進めるか」で困っている場合は、暗記法とは別に学習全体を整理する必要があります。学校教材に合わせた定期試験対策の進め方を確認したい場合は、完全1対1の個別指導で定期試験対策を進める方法も確認できます。
勉強時間はあるのに覚えられない場合は、定期テスト前に避けたい「よくない」勉強法を確認すると、今のやり方を見直しやすくなります。中高一貫校の試験範囲の広さや授業進度そのものに困っている場合は、中高一貫校の授業進度や学習の特徴も参考になります。
Ankiカードを作るときの考え方
Ankiを使うときは、教科ごとにカードの作り方を少し変えると使いやすくなります。すべてを同じ形式で入れるより、「何を思い出したいのか」を決めてからカード化しましょう。
| 内容 | カード化しやすいもの | 注意点 |
|---|---|---|
| 英単語・古文単語 | 意味、品詞、例文の一部 | スペルや漢字が必要なものは、別に書いて確認する |
| 理科・社会の用語 | 用語の意味、区別しにくい語句、原因と結果 | 語句だけでなく、説明できるかを確認する |
| 数学の公式・解法 | どんな問題で使うか、解法の入口、間違えた原因 | 公式名だけを覚えて終わらせない |
| 英文・古文・作文 | 短いまとまり、言い出し、訳しにくい部分 | 長い文章を一枚のカードに詰め込みすぎない |
英単語だけでなく、英文や古文、作文のように文章そのものを覚える必要がある場合は、単語暗記とは少し進め方が変わります。文章暗記で困っている場合は、文章を覚えるときの区切り方や確認方法も参考にしてください。
定期テスト前に使いやすい短時間暗記メニュー
Ankiを使う場合も、紙の暗記表を使う場合も、定期テスト前は一度に大量に覚えようとするより、短く触れる回数を増やすことが大切です。ひとつのものに長い時間をかけて書いて覚えるより、複数の項目を見て、隠して、思い出す流れを繰り返します。
例えば、英単語なら5〜10個、理社の用語なら5〜10語、数学の公式なら3つ程度にしぼって確認します。一度にたくさん覚えようとせず、短いセットを何回も回しましょう。
| 時間 | やること | 狙い |
|---|---|---|
| 5分 | 英単語・用語を音読で確認 | 最初の接触を作る |
| 5分 | 答えを隠して思い出す | 覚えたつもりを防ぐ |
| 5分 | 間違えたものだけ見直す | 苦手をしぼって回す |
| 寝る前5分 | その日見たものを軽く再確認 | その日の復習を行う |
Ankiでも使える短時間暗記メニュー
- 覚えるものを5〜10個にしぼる
- 見ながら音読する
- 答えを隠して思い出す
- 言えなかったものだけ印をつける
- 時間を空けて、できなかったものをもう一度確認する
短時間の暗記をうまく回すには、「いつ・何を・どこまで覚えるか」を決めておくことも重要です。暗記方法は分かっていても計画が続かない場合は、中高一貫生向けの勉強計画と家庭学習の進め方で、テストまでの残り日数に合わせた進め方を確認してください。
テスト直前で「今日中に何とかしたい」という場合は、すべてを覚えようとするより、出やすい範囲や落としたくない単元にしぼる必要があります。その場合は、1日で暗記するときの範囲のしぼり方を先に確認すると、Ankiで復習する内容も決めやすくなります。
Ankiの復習に音読を組み合わせる
Ankiのカードを目で追うだけになっている場合は、音読を組み合わせる方法があります。全ての教科で書くことを優先すると、時間がかかりすぎてテスト範囲全体に触れられないことがあるためです。
もちろん、漢字や英単語のスペルなど、書いて確認すべきものもあります。一方、用語の意味や文章の確認では、声を出せる場所であれば、まず声に出して確認し、そのあと答えを隠して思い出します。
Ankiと音読を組み合わせる流れ
- まず用語や単語を見ながら声に出す
- 次に答えを隠して、声に出して思い出す
- 思い出せなかったものを確認する
- 数分後にもう一度思い出せるか試す
音読は、ただ読むだけで終わらせないことが大切です。「見ながら読む」だけでなく、途中で隠して思い出す時間を入れることで、Ankiのカードを見るだけの復習になりにくくなります。
テスト前のAnki復習でも睡眠を削りすぎない
定期試験前は、復習が残っていると夜遅くまでAnkiを回したくなるかもしれません。しかし、睡眠を削って勉強を続けると、試験中に眠くなったり、集中しにくくなったりすることがあります。
テスト前でも、必要な睡眠時間を確保しながら学習を進めましょう。夜遅くまで新しい内容を増やし続けるのではなく、寝る前はその日に確認した内容の見直しを中心にすると、復習の範囲を整理しやすくなります。
Ankiでも、寝る直前に新しいカードを大量に増やすのではなく、その日に触れたカードを軽く確認してから休むという使い方を考えましょう。
オールしてテストに臨むのを避けたい理由
テスト前に「オールしてテストに臨む」やり方は、一時的に勉強時間が増えたように見えても、本番で集中しにくくなる可能性があります。
- 覚えた内容を整理する時間を取りにくくなる
- 本番で注意力が落ちやすくなる
- 普段ならしない見落としが増えやすくなる
- 翌日に疲れを残しやすくなる
どうしても時間が足りない場合でも、Ankiのカードをすべて終わらせようとするのではなく、テスト範囲の中から優先度の高いものにしぼり、睡眠時間も確保して確認しましょう。
Ankiを数学で使うときの注意点
数学は英単語のように答えだけ覚えても点につながりにくい科目です。Ankiを使うなら、公式そのものだけではなく、どのような問題でその公式や解法を使うのかを思い出すための補助として使います。
- 公式だけを丸暗記しない:どんな問題で使うかを一緒に入れる
- 途中式を飛ばさない:1問1答だけでなく、考え方の入口を確認する
- 解けなかった原因をカード化する:なぜ解けなかったかを短く残す
- 計算練習そのものは別で行う:Ankiだけで数学を完結させない
特に体系数学のように進度が速く、問題演習の積み重ねが必要な教材では、暗記カードだけで対策するのは難しくなります。公式や解法は思い出せるのに問題が解けない場合は、体系数学問題集の進め方と定期テスト対策で、問題演習の進め方を確認してください。
学年ごとの単元そのものにつまずいている場合は、暗記方法ではなく科目別の対策が必要です。中1範囲の計算・方程式・図形などで困っている場合は中1数学の対策ページ、中2範囲の式の計算・連立方程式・一次関数・図形などで困っている場合は中2数学の対策ページを確認してください。
Ankiだけでは覚えにくい英語本文・文章の対策
英語の暗記では、単語だけでなく、本文、例文、英問英答などを覚える必要が出てくることがあります。この場合、長い文章全体を1枚のAnkiカードに入れるより、短く区切って音読し、隠して思い出す流れを作る方が取り組みやすくなります。
単語はAnkiで覚えられているのに、本文内容や文法問題になると点数につながらない場合は、暗記量ではなく本文理解や学校教材の進め方に原因がないかも確認しましょう。
ニュートレジャーの単語や本文、例文がなかなか覚えられない場合は、教材の進度や学校の出題傾向に合わせた対策も必要です。ニュートレジャーを使っている中高一貫校生は、ニュートレジャーの定期テスト対策と進め方も確認してください。
中1英語の基礎から確認したい場合は中1英語の対策ページ、英語全体の学習方法を見直したい場合は英語対策のページを確認してください。
Ankiを使っても計画が決まらない場合
Ankiは「覚えるものを反復する」ことには使えますが、「テスト範囲のどこから始めるか」「数学と英語のどちらを優先するか」「学校教材を何ページ進めるか」といった学習全体の優先順位までは決めてくれません。暗記方法を変えても進め方を決めにくい場合は、今の学習状況に合う勉強の進め方を考えるページで、悩みに近い対策を確認してください。
次に確認するページを悩み別に選ぶ
ここまで試しても解決しない場合は、関連ページをすべて読む必要はありません。今つまずいている原因に近いページを1つ選ぶと、次に取り組むことを決めやすくなります。
| 今の悩み | 次に確認する内容 |
|---|---|
| テストまで時間がなく、何から覚えるか決められない | テスト直前の勉強計画の立て方 |
| 数学は公式を覚えても問題が解けない | 体系数学問題集の進め方と定期テスト対策 |
| 英単語は覚えられるが、本文・文法で点数につながらない | 英語対策のページ |
| 自分だけでは学校教材や科目の優先順位を決めにくい | 完全1対1の個別指導で定期試験対策を進める方法 |
通塾ではなく、自宅で学校教材を見ながら定期テスト対策を進めたい場合は、オンライン個別指導で定期テスト対策を受ける方法も確認できます。
よくある質問
定期テスト前の暗記は毎日やった方がいいですか
一度にまとめて長時間取り組むより、短い時間でも繰り返し確認する方が取り組みやすくなります。Ankiを使う場合も、テスト直前に大量の新規カードを作るより、すでに作ったカードを繰り返し思い出す時間を確保しましょう。
Ankiは定期テスト直前でも使えますか
使えます。ただし直前は新規カードを増やしすぎず、復習を優先しましょう。特に時間が足りない場合は、テスト範囲に関係するカードから確認します。
Ankiの復習がたまっているときはどうすればよいですか
まずは新規カードを増やす量を抑え、テスト範囲に関係するカードから復習しましょう。すべてを一気に終わらせようとせず、短時間で区切り、思い出せなかったものを優先して確認します。
数学の暗記にもAnkiを使えますか
使えますが、公式だけを覚える使い方には注意が必要です。どのような問題で使うのか、解法の入口は何か、どこで間違えたのかを確認する補助として使い、実際の問題演習も行いましょう。
オールしてテスト勉強した方が覚えられますか
勉強時間を増やせても、本番で集中しにくくなる可能性があります。時間が足りない場合は、Ankiの復習範囲をテストに必要なものへしぼり、睡眠時間も確保しましょう。
書いて覚えるのは意味がありませんか
意味がないわけではありません。漢字、英単語のスペル、公式の変形など、書いて確認した方がよいものもあります。ただし、書くことだけで終わらせず、最後に答えを隠して思い出せるかを確認することが大切です。
Ankiを使っても定期テストの点数につながらない場合はどうすればよいですか
Ankiで知識を覚えられていても、数学の問題演習、英語本文の理解、学校教材の進め方などが不足している場合があります。暗記できていないのか、覚えた知識を問題で使えていないのかを分けて確認しましょう。テスト範囲の優先順位そのものを決めにくい場合は、学習計画や個別指導での対策内容を確認する方法もあります。
個別指導塾エスコットの定期試験・暗記対策
Ankiや音読など暗記方法を見直しても、テスト範囲が広すぎる、学校教材の進め方が分からない、科目ごとの優先順位を決められないといった悩みが残ることがあります。
この場合に必要なのは、暗記カードをさらに増やすことではなく、テストまでに何をどの順番で進めるかを整理することです。特に、Ankiでは覚えられているのに問題になると解けない場合や、学校教材の範囲が広くて何から始めればよいか分からない場合は、暗記と問題演習を分けて考える必要があります。
相談前に確認しておくとよいこと
- テストまでの残り日数
- 暗記が追いついていない科目や単元
- 使っている学校教材や問題集
- Anki、暗記表、ノートなど今使っている勉強方法
- 自力で計画を作りにくい部分
当塾では、完全1対1の個別指導で定期試験対策も可能です。学校教材に合わせた進め方や科目ごとの優先順位を一人で決めにくい場合は、完全1対1の個別指導で定期試験対策を進める方法をご覧ください。
通塾が難しい場合や、自宅で学校教材を見ながら対策したい場合は、オンライン個別指導で定期テスト対策を受ける方法も確認できます。
定期試験対策のほか、学校の授業や教材に合わせた対策について確認したい場合は、学校教材や授業進度に合わせた対策をご覧ください。
塾全体の対象者や指導方針を確認したい場合は、個別指導塾エスコットのトップページから、各講座や学習サポートの内容を確認してください。
まとめ|定期テスト前はAnkiの新規追加より復習を優先する
定期テスト前の暗記では、長時間かけて一気に覚えようとするより、覚える量を小さく区切り、何度も思い出すことが大切です。Ankiを使っている場合も、新しいカードを増やすことだけに時間を使わず、テスト範囲に関係するカードを優先して復習しましょう。
今日から実行したいこと
- 覚える範囲を5〜10個に区切る
- 音読したあと、答えを隠して思い出す
- Ankiは新規カードを増やしすぎず、復習を優先する
- 復習がたまっている場合は、テスト範囲に関係するカードから確認する
- できなかったものをしぼって短時間で復習する
- 数学や英語で「覚えたのに解けない」場合は、暗記以外の対策へ切り替える
- 寝る前は新しい内容を増やしすぎず、その日に見た内容を軽く確認する
テストまでの残り日数が少なく、Ankiをどこまで進めるか決めにくい場合は、テスト直前の勉強計画の立て方をもとに、暗記以外の科目も含めて優先順位を決めましょう。
Ankiは暗記を助ける道具ですが、定期テスト対策のすべてを代わりに行ってくれるわけではありません。覚える内容は短時間で繰り返し、問題演習が必要な内容は実際に解き、学校教材の進め方に迷ったときは学習計画そのものを見直すことが大切です。
開講講座:ワンポイント講座 二週間完結・定期試験対策ゼミ【英語・数学】
単発的に数回の授業で定期試験対策を行います。また、英語は資格試験の対策も可能です。ご相談ください。
【数学】
単発的に数回の授業で定期試験対策を行います。 定期試験の範囲を一通り学習する、 もしくは試験までの時間が少ない場合でも最大限に得点を上げられるよう指導させていただきます。


