数学が出来ないのはなぜなのか?
数学が出来ないのはなぜなのか?
数学がとにかく苦手で、いつもテストでなかなか点数を取れないという生徒も多く目にします。その理由として、数学に対して苦手意識を持ちすぎていることが原因として挙げられます。
思い込んでしまう
数学は関数など、難しいと感じてしまう問題が多いのは事実です。しかし、それが理由で数学が出来ないと思い込むのはもったいないです。なぜ、数学を苦手と感じてしまうのかを考え、対策をしていきましょう。苦手意識を持つことでますます数学が嫌いになってしまうため、数学は難しいと思い込みすぎない、数学に対してかまえすぎないことが大切です。
途中からできなくなってしまった
中には、小学校の頃の算数は得意だったのに、中学や高校で数学が苦手になったというケースも少なくありません。昔は得意だったのに、急に数学が出来ないと挫折してしまう人も多いのです。その場合は、挫折してしまった単元の内容を再度学びなおすことでつまづいてしまったポイントを理解し、疑問点を解決しましょう。それが解消できれば数学ができないと感じることはないはずです。
急に数学ができなくなったと感じるときのチェック
「急に数学ができなくなった」と感じるときは、実際にはどこかの単元で理解が止まり、そのまま次へ進んでしまったことが多いです。まずは原因をぼんやりさせず、次の観点で整理してみましょう。
- いつから:中1の途中/中2の関数から/中3の証明から、など時期を決める
- どの形式が苦手か:計算/文章題/図形/グラフ/証明
- 何が起きているか:計算ミスが増えた/解き方が浮かばない/式が立てられない
原因が曖昧なままだと、「全部ダメ」に見えてしまい、苦手意識も強くなります。逆に言えば、原因が見えれば手が打てます。
挫折単元の見つけ方(手早く)
挫折単元を特定するには、テストや問題集を使って「解ける・解けない」を仕分けるのが早いです。次の順番で確認してみてください。
① 直近のテストを「設問タイプ」で分解する
- 計算問題は取れているか
- 文章題で式が立つか
- 図形で補助線や条件整理ができるか
- 関数でグラフが読めるか
ここで「計算はできるのに文章題が無理」「関数のグラフになると止まる」など、つまずき方が見えてきます。
② 1単元だけ「基本問題3問」で当てる
候補単元が見えたら、教科書の例題レベル(または問題集の基本)を3問だけ解いてみましょう。
- 3問とも解ける:その単元は原因ではない可能性が高い
- 1〜2問落とす:理解があいまいで、ここが挫折点になりやすい
- ほぼ解けない:その単元(または前提単元)が原因になっている
「3問で当てる」くらいの軽さで、原因単元を絞っていくのがポイントです。
③ 「前提単元」に1つ戻って確認する
数学は積み上げなので、原因単元が分かったら、その1つ手前(前提)も確認しましょう。例えば、
- 一次関数が苦しい → 比例・反比例/式の変形が怪しい
- 図形の証明が苦しい → 合同条件/角度の基本が怪しい
- 文章題が苦しい → 方程式の作り方/割合の扱いが怪しい
学び直しの進め方(点数回復の入口)
挫折単元が見つかったら、次はやり直しです。やることはシンプルで、基礎→小問→標準の順に戻すだけです。
① 基礎(例題レベル)を「解き方ごと」覚える
いきなり難問を解こうとすると、また「できない」体験が増えてしまいます。まずは、
- 教科書の例題
- 問題集の基本問題
だけで十分です。ここで大事なのは、答えを覚えるのではなく、解き方の定番パターンを覚えることです。
② 小問を反復して「止まらない」状態にする
基礎が分かったつもりでも、実際のテストでは時間内に解き切る必要があります。そこで、
- 同じ定番パターンの小問を5〜10題
- 間違えた問題だけもう一周
という反復で、手が止まらない状態を作りましょう。
③ 標準問題は「条件整理」だけ意識して上げる
標準問題で急につまずく場合、計算力よりも条件の読み落としが原因になりやすいです。解く前に、
- 与えられている条件に下線
- 何を求めるかを一文で言う
この2つを徹底するだけでも、正答率は変わります。
数学が急にできなくなったときのNG
- 難しい問題だけで挽回しようとする
- 原因単元を特定せずに、あちこち手を出す
- 解説を読んで分かった気になり、同じ定番パターンを解かない
点数を戻すには、派手なことよりも原因単元を絞って、基礎から反復が結局一番強いです。
数学は解き方を理解することができれば出来るようになります。数学に対する苦手意識を持ちすぎないようにしましょう。また、途中で挫折してしまった場合は必ずその原因があります。原因を解明することで数学が出来るようになるでしょう。苦手意識が薄れていく頃には数学の点数も徐々に取れるようになっていきます。
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