中1数学が難しいと感じたときの勉強法|まず計算から見直す
中1数学が難しいと感じるとき、いきなり関数や図形の難問に進むと手が止まりやすくなります。まず見直したいのは、正負の数、文字式、方程式の計算です。この記事では、どこでつまずきやすいかを整理しながら、学び直す順番を確認していきます。
中1で数学が出来ないときに考えるべきこと
数学という教科は、単元ごとに完結しているように見えて、実は前の学年・前の単元の理解が土台になっています。中1の内容でつまずくと、
- 中2の内容が「さっぱり分からない」と感じやすくなる
- テストのたびに「何から手をつけていいか分からない」状態に陥る
- 数学そのものに強い苦手意識が生まれてしまう
だからこそ、
出来ないままにしておかずに早めに対策を講じることが大切です。
分からないところをそのまま放置したまま中2に上がってしまうと、訳が分からなくなってしまって、他の学生と大きな差が生じることになりかねません。
そこで重要になるキーワードが、「苦手意識を持たないこと」です。
中1で数学が出来ないときの具体的な対策
① まずは「苦手意識をなくす」ことから始める
中1で数学が出来ないと感じている場合、いきなり難しい問題に挑戦するのは逆効果になりがちです。
そこで最初のステップとしておすすめなのが、
取り組みやすい計算問題からスタートすることです。
数学には、
- 計算問題
- 関数
- 証明
- 図形
など様々な単元がありますが、関数や証明・図形はどうしても難易度が高めです。
そこで、まずは
自分に計算問題が解けるという自信を付けるところからスタートさせることが、苦手意識を無くすきっかけになります。
「全部できるようにしよう」と背伸びするのではなく、「計算問題だけは得意にする」という入口をつくるイメージです。
② 毎日少しずつ「正解体験」を積み重ねる
苦手教科克服のカギは、成功体験の積み重ねです。最初のうちはたくさん問題数をこなさなくて構いません。
まずは、
毎日計算問題を解いて正解するという体験を繰り返していくことが大切です。
- 1日5〜10問程度の計算問題でOK
- 「全部正解できるレベル」の問題から始める
- 間違えたらその場で解き直し、翌日もう一度同じ問題を解く
このようにして成功体験を繰り返していくと、徐々に数学への苦手意識が薄れていきます。
それから段階的に、関数や図形など難易度が上がる単元に挑戦していきましょう。
③ いきなり難しい単元から入らない
「頑張ろう」と思うあまり、最初から関数や証明問題に取り組むと、
- 難しすぎて手も足も出ない
- 「やっぱり自分は数学がダメだ」と感じてしまう
- 数日で勉強そのものをやめてしまう
といった状況に陥りやすくなります。
苦手意識を克服する観点からは、いきなり難しい単元に手を出すのはおすすめできません。
- 計算問題(正負の数・文字式・方程式など)を安定させる
- 比例・反比例などの基本的な関数に進む
- 基本的な図形問題(角度・合同など)に取り組む
- 余裕が出てきたら、証明問題のパターンを少しずつ練習する
というように、「簡単なもの → 少し難しいもの」と段階を踏むことが攻略のポイントです。
中1数学でよくある「つまずき例」と直し方
計算ミスが多い場合
- 符号(+−)を落とす
- 途中式を書かず暗算する
- 答えだけを書いて確認しない
対策としては、途中式を必ず1行ずつ書き、最後に見直す習慣をつけることが重要です。
文章題で止まる場合
- 何を求める問題か分からない
- 数字の意味を整理できない
- 式に直せない
まずは「何を出す問題か」を日本語で書き出してから式に直す練習をしましょう。
中1数学が苦手な子向け・1週間学習モデル
平日の基本パターン(1日15分)
- 計算問題:5〜7問(10分)
- 間違い直し:5分
休日の復習パターン(30分)
- 1週間分の復習
- 苦手問題のやり直し
- 確認テスト形式で演習
短時間でも毎日触れることを最優先にしてください。
保護者向け|数学のつまずきチェックリスト
- □ 計算問題で7割以上取れているか
- □ 宿題を1人で進められるか
- □ 間違い直しをしているか
- □ 勉強時間が極端に短くないか
2つ以上当てはまらない場合は、早めのフォローが効果的です。
中1数学に関するよくある質問
Q. 計算はできるのにテストでは点が取れません
A. 時間配分と見直し不足が原因であることが多いです。家庭で制限時間つき演習を行いましょう。
Q. 何から復習すればいいですか
A. 正負の数・文字式・方程式の計算から優先してください。土台が最重要です。
Q. 塾に通わせるべきですか
A. 家庭学習で改善しない場合は、個別対応の指導を検討すると効果的です。
5分でできる数学セルフ診断
- □ 計算10問中8問以上正解できる
- □ 文章題を最後まで読める
- □ 式の意味を説明できる
- □ 間違い直しをしている
2個以下の場合は、基礎からの立て直しが必要です。
小学校から中学校への「ギャップ」をどう埋めるか
小学生と比べて、中学生になると数学が一気に難しく感じるのは自然なことです。
- 扱う数の範囲が広くなる(負の数・文字式など)
- 文章の量が増え、問題文を読むこと自体が負担になる
- テストの時間内に解ききるスピードが求められる
こうした変化に戸惑うのは当然ですが、
「毎日数学に触れる」「正解できる問題を少しずつ増やしていく」
という基本を徹底することで、数学に対する苦手意識は確実に薄れていきます。
最初から難問を解けるようになろうとせず、
- 難易度の低い問題からクリアしていく
- 出来る問題を増やしながら、徐々に難しい問題にも挑戦できるようにする
という流れを大切にしましょう。
毎日続けるためのちょっとした工夫
「やる気がある日だけ頑張る」では、なかなか成績は上がりません。中1で数学が出来ないと感じている場合こそ、続けやすい環境づくりが大切です。
- 勉強時間を「夜寝る前の15分」など、毎日同じ時間帯に固定する
- 「テキストを開く」「問題を1問だけ解く」など、小さな行動から始める
- 解けた問題にはチェックを入れておき、「できた!」が目に見えるようにする
このような工夫をすることで、数学に徐々に慣れていくことができます。
関連コラム
より詳しい学習法については、こちらのコラムも参考になります。
まとめ:中1の「今」から対策すれば間に合う
最後に、本ページのポイントを整理しておきます。
- 数学は積み上げ型の教科なので、中1のつまずきを放置すると中2以降で大きな差がつきやすい
- まずは苦手意識をなくすことが最優先。そのために、取り組みやすい計算問題からスタートする
- 毎日計算問題を解いて正解するという成功体験を積み重ねることで、徐々に自信がつく
- いきなり関数・証明・難しい図形などに挑戦するのではなく、簡単な問題から段階的にレベルアップしていく
- 小学校とのギャップに戸惑っても、「毎日触れる」「出来る問題を増やす」という基本を守れば、数学への苦手意識は必ず薄れていく
中1で「数学が出来ない」と感じていても、今からの取り組み次第で十分に巻き返すことができます。
最初の一歩は、「計算問題を1ページだけ解く」でも構いません。
今日から少しずつ、数学との付き合い方を変えていきましょう。

