中高一貫校生の英語勉強法|語彙・音読・教科書理解で「落ちこぼれ」を防ぐコツ

中高一貫校の英語は、進度が速く、扱う範囲も広いため、いったん遅れが出ると「予習と復習だけで手一杯」「定期テストが安定しない」と感じやすい教科です。

ただ、学習の立て直しは不可能ではありません。ここでは、語彙・音読・教科書理解の3本柱で、無理なく戻すための順番と、今日からの実行手順を整理します。

結論:中高一貫の英語は「語彙・音読・教科書理解」で立て直せる

即答
伸び悩みの多くは「単語不足」「音で処理できない」「教科書の理解が浅い」に分解できます。
3本柱を小さく回すだけで、授業の理解とテストの安定が戻りやすくなります。
まずは現状チェック→不足の柱だけを1週間、毎日短時間で回しましょう。

  • 語彙:英文を読む土台。知らない単語が多いほど、読むのが苦痛になります。
  • 音読:目で読んだ英語を「音」で処理できるようにし、読む速さと理解を底上げします。
  • 教科書理解:学校教材(検定教科書/検定外教科書)を「分かったつもり」で終わらせない仕組みを作ります。

中高一貫校の英語がきつくなる理由(進度・範囲・課題量)

即答
きつさの正体は「速い進度」「早期からの高難度文法・長文」「課題量」です。
つまずくと復習が追いつかず、積み残しが増えやすい構造があります。
だからこそ、やみくもに量を増やすより、回し方(型)を先に整えるのが近道です。

  • 授業進度が速く、予習→授業→復習のサイクルが崩れやすい
  • 中学段階から、文法・語彙・長文が一気に重くなりやすい
  • 学校専用の検定外教科書を用いるケースもあり、負担が増えやすい

結果として、「一度遅れると追いつきにくい」状態になりがちです。ここから先は、状況別に“最初の一手”を決めます。

まず何から始めるか(状況別チェック)

即答
まずは「授業」「テスト」「長文」のどこで止まっているかを切り分けます。
原因が違うまま同じ対策をすると、時間だけが減りやすいからです。
下の3パターンのうち、いちばん近いものから着手してください。

授業についていけない(予習が回らない)場合

即答
予習は“全文完璧”ではなく、授業で迷子にならない最低限に絞ります。
語彙と構造(主語・動詞)だけ押さえると、授業の理解が戻りやすいです。
次の週は、予習の型を固定して時間を短縮します。

  • 本文を読む前に、未知語を5〜10個だけ拾って確認(全部はやらない)
  • 各文で「主語・動詞」に下線(構造が取れない原因の可視化)
  • 授業で扱う範囲は、音声があるなら1回だけ音読してから授業へ

定期テストで点が取れない(暗記が抜ける)場合

即答
点が取れない時は「覚えていない」より「定着していない」ことが多いです。
単語・例文・本文を“短い反復”で回すと、取りこぼしが減りやすくなります。
まずはテスト範囲を、毎日10〜15分で回す仕組みを作りましょう。

  • 単語は「見て分かる」ではなく「即答できる」まで(翌日・3日後に再テスト)
  • 教科書本文は、訳の丸暗記ではなく「要点を英語で言える」か確認
  • 文法は“問題集を増やす”より、授業例文を使って同じ型を3回

文法は分かるのに長文が読めない場合

即答
長文が読めない原因は、語彙不足か、構造把握(どれが主語で何が動詞か)の崩れが多いです。
まずは教科書本文で“読解の型”を作ると、長文への転用がしやすくなります。
次の1週間は、本文を「段落→要点→根拠」の順で処理してみてください。

  • 各段落の最初に「この段落は何の話?」を日本語で1行メモ
  • 文ごとに「主語・動詞・目的語」を取り、意味が崩れる箇所を特定
  • 音声がある場合、音読を入れて読む速さを一段上げる

語彙の増やし方(毎日10分の最小ループ)

即答
語彙は一気に増やすより、短時間で毎日回すほうが残りやすいです。
「新規→確認→再確認」の3点セットにすると、抜けが減ります。
通学などのスキマ時間に10分だけ、固定メニュー化しましょう。

  • 新しい単語:5〜10語(少なくてよい)
  • 昨日分:即答チェック(言えなければ印をつける)
  • 3日前分:もう一度チェック(“覚えたつもり”を潰す)

単語が覚えられない時の原因と対処

即答
覚えられないのは、量の問題より「確認不足」になっていることが多いです。
“見た回数”ではなく“言えた回数”を増やすと、定着が安定しやすいです。
まずは、1語につき「即答できたか」を記録してみてください。

  • 対処1:意味だけでなく、発音(カタカナでも可)を必ずセットにする
  • 対処2:書くより先に、口で言える状態を作る(速度が上がる)
  • 対処3:例文の中で覚える(単語帳が苦しい場合は教科書本文から拾う)

音読・シャドーイングのやり方(何回・どこまで)

即答
音読は「回数」より「毎日続く形」にするのが効果的です。
教科書本文や例文を、短く区切って3〜5分だけ回すと負担が増えません。
まずは“同じ範囲”を1週間だけ固定して音に慣れましょう。

  • 目安:本文(または例文)を1回音読→慣れたらシャドーイング1回
  • 区切り:段落単位・見開き半分など、短く切ってOK
  • ポイント:詰まる単語=聞き取れない単語になりやすいので、そこで語彙に戻る

リスニングが伸びない時に確認すること

即答
聞けない原因は「語彙」「音のつながり」「速度」のいずれかに寄りやすいです。
まずは教科書の音声で、聞けない箇所を特定してから練習すると効率が上がります。
“聞けない→読めば分かる”状態を作るのが最初の目標です。

  • スクリプトを見て意味が分かるか(語彙不足の確認)
  • 音声を0.75〜0.9倍にして追えるか(速度の問題の切り分け)
  • 1文だけ選び、シャドーイングを3回(量よりピンポイント)

教科書を「英語のまま」理解する予習→授業→復習の型

即答
教科書は、定期テストにも受験にも直結する“基礎の本丸”です。
「予習→授業→復習」を型にすると、理解が積み上がりやすくなります。
まずは、予習を短縮しつつ“授業で分からないを残さない”形に整えましょう。

  • 予習:未知語を最小限確認/主語・動詞を取る/音読1回
  • 授業:分からない箇所に印を付けて、授業中に回収(質問先を決める)
  • 復習:印の箇所だけ解消→本文を音読→要点を日本語1行でまとめる

宿題は「とりあえず終わらせる」になりがちですが、疑問点を残したまま積み上げないことが、長期的に最も効きます。

和訳で止まる/構造が取れない時の見直し順

即答
止まる時は、いきなり全文訳に行くより、構造から戻すほうが早いです。
主語・動詞・修飾の順で確認すると、意味が安定しやすくなります。
迷ったら「一文だけ」を丁寧に直してから次へ進めてください。

  1. 主語と動詞を確定する(まず骨組み)
  2. 目的語・補語を置く(SVの次に何が来ているか)
  3. 前置詞句・関係詞などの修飾を足す(飾りを後から)
  4. 最後に自然な日本語に整える(無理に意訳しない)

塾の使い方(先取り/フォロー)とオンラインの相性

即答
中高一貫の英語は、自己流での立て直しが難しい局面が出やすいです。
塾は「先取りで余裕を作る」か「積み残しを戻す」か、目的を決めると効果が出やすくなります。
通塾が負担なら、オンラインで学習管理まで含めて整える方法もあります。

中高一貫校では、学校ごとの教材・進度に合わせた対応が必要になることがあります(検定外教科書を含む)。そのため、学習の目的に応じて、使い方を分けるのが現実的です。

  • 先取り:学校授業を「復習」に変えて、理解の余裕を作る
  • フォロー:苦手単元や積み残しを、必要なら学年を戻って整理する

英語講座の詳細は 英語講座の案内 を、オンライン受講については オンラインの案内 をご参照ください。

1対1でどこまで管理すると伸びやすいか

即答
伸びやすいのは「何を、どの順で、いつやるか」が固定されるケースです。
1対1では、理解の穴だけでなく、学習の回し方そのものを整えやすい利点があります。
最低限、次の3点が回るように管理すると効果が出やすくなります。

  • 学校教材に合わせた予習→授業→復習の型
  • 語彙の反復ルール(翌日・3日後チェック)
  • 音読の短時間ルーティン(毎日3〜5分)

よくある質問(家庭での声かけ・勉強時間の目安)

即答
家庭は“教える役”より、“回す環境”を作るほうが負担が少ないです。
声かけは「量を増やす」より「どこで止まった?」の確認が有効になりやすいです。
勉強時間は長さより、毎日続く短時間の固定が第一歩です。

Q. 家庭では何を手伝うのが現実的ですか?
A. 内容を教えるより、やる順番の確認(語彙→音読→教科書)と、チェックの仕組み作り(翌日テストなど)が負担が少なめです。

Q. 勉強時間はどれくらい必要ですか?
A. まずは平日で20〜30分を“固定メニュー”にするのが出発点になりやすいです。週末にまとめるより、短く毎日回すほうが遅れが戻りやすくなります。

Q. 分からないところを放置しがちです。
A. 「印を付ける→翌日までに回収」のルールにすると、積み残しが増えにくくなります。質問先(学校/塾)を決めておくと回りやすいです。

まとめ(3本柱と、今日からの1週間メニュー)

即答
中高一貫の英語は、語彙・音読・教科書理解の3本柱で立て直しやすいです。
まずは「現状の詰まり」を切り分け、1週間だけ固定メニューで回してみてください。
うまく回らない場合は、教材・進度に合わせた管理(先取り/フォロー)の導入も選択肢になります。

  • 語彙:毎日10分(新規5〜10語+確認)
  • 音読:毎日3〜5分(本文または例文を1回、慣れたらシャドーイング)
  • 教科書理解:予習は最小限/授業で印/復習で印を回収

今日からの1週間メニュー(例)

  • 月〜金:語彙10分+音読3分+教科書の印回収10分
  • 土:1週間で印が多かった文を3つだけ選び、構造(主語・動詞)から整理
  • 日:テスト範囲の本文を通して読み直し(要点を日本語1行メモ)

学習の仕組みを整える相談が必要な場合は、お問い合わせから状況を共有いただければ、教材・進度に合わせた進め方をご案内できます。

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