このページでは、中高一貫校で採用されることの多い英語教科書『Birdland English Course』(以下「バードランド」)について、その特徴・つまずきやすいポイント・効果的な勉強法、そして中高一貫校専門塾エスコット(Escot)での具体的な対策をご紹介します。バードランドに苦戦している方や、これから本格的に対策したい方はぜひ参考にしてください。

1.バードランドとは?

『Birdland English Course』(バードランド)は、上智大学言語教育研究センターの吉田研作氏が監修し、株式会社文英堂から刊行されている検定外の英語教科書です。全体で5冊から成り、中高一貫校の一部で使用されている、非常に高い難易度を持つ教材として知られています。

バードランドの位置づけと対象

  • 中学校の段階で高校英文法の基礎を習得させることを想定した教材
  • 高校までの英語学習範囲をほぼ網羅しており、扱う分量・ページ数が多い
  • 中高一貫校の生徒を主な対象とした、先取りカリキュラム前提の構成

「やさしくゆっくり学ぶ」というよりも、「深く・確実に」英語を身につけることを目的とした教科書であり、グローバル社会で通用する英語力の土台づくりを目指しています。

4技能を意識した総合教材

バードランドは、英文法を土台にしながら、

  • 読む(Reading)
  • 書く(Writing)
  • 聞く(Listening)
  • 話す(Speaking)

の4技能をバランスよく配置し、総合的な英語力の向上を図っています。特に、「聞く」「話す」活動に重点が置かれている点は大きな特徴です。

扱われるトピックも比較的現代的で、野球選手・イチロー選手など身近な題材を取り上げるなど、内容面でも生徒の興味を引きやすい構成になっています。

なお、同様に中高一貫校で多く採用されている教材として「プログレス21」があります。詳しくはこちらをご覧ください。

2.バードランドでの主な課題

バードランドは優れた教材である一方で、その構成やカリキュラムの特性から、次のような課題が生じやすい教材でもあります。

急激に難易度が上がるカリキュラム

  • 中学2年生から急激に難易度が上昇
  • 中学3年生の段階で、大学受験生レベルの英文に匹敵

中1の間は「何となくついていけている」ように感じて油断してしまい、中2で一気に難しくなってからつまずくケースが非常に多く見られます。

自己学習の難しさと授業スピード

  • 中高一貫校の英語は授業進度が速く、中1から高校文法を扱うことも多い
  • 教科書の説明が簡潔なため、授業だけでは理解が追いつかないことがある
  • バードランド準拠の問題集には、「授業で見ていない熟語・構文」が頻出

その結果、予習時点では分からない表現が多く、自力で完璧に理解するのが難しい状況になりがちです。

学習内容の積み残しとモチベーション低下

復習の際に一か所でも理解できない場所が残ると、そこで学習が止まりやすいという問題もあります。その「分からない」の積み重ねが、やがて次のような状態を生みます。

  • 「どこから手をつけていいか分からない」
  • 「正しい勉強方法が分からない」
  • 「英語自体に苦手意識・嫌悪感が出てくる」

受験との両立の難しさ

中高一貫校の定期テストは範囲が広く、バードランド自体の予習・復習に時間がかかるうえに、

  • 教科書の内容だけでは受験に必要な知識を十分にカバーできない
  • バードランド対策と受験対策を並行して行う必要がある

という事情もあります。バードランドに時間を取られすぎて受験勉強が疎かになる、という悩みも少なくありません。

長文読解力が身につきにくいという指摘

バードランドはリスニング・スピーキングに重きを置いているため、

  • 大学入試レベルの長文読解力を鍛えるには、別途対策が必要

とされています。教科書対策だけで「入試長文への対応力」まで身につくとは限らない点も、見落とせない課題です。

よくあるつまずきパターン(まとめ)

・授業の進度に追いつけない
・単語量が多く、覚えきれない
・英文が難しく、単語を調べても訳せない
・予習復習に時間がかかり、他教科の学習時間が減る
・バードランド専用の参考書が少なく、授業だけでは理解が追いつかない
・教科書で学ぶ力と、受験時に必要な力がズレていて、受験勉強が後回しになる
・中2以降に難易度が急に上がり、そこでつまずいてしまう
・長文読解力が十分に身につかない

3.バードランドの攻略法

中高一貫校専門塾エスコット(Escot)では、こうした課題に対し、完全1対1の個別指導で次のような対策を行っています。

(1)予習・復習の簡略化と「やることの見える化」

  • 予習用プリントを塾側で厳選・作成し、「ここだけ押さえれば授業についていける」というポイントを明確化
  • 授業後には復習内容が一目で分かるプリントを配布し、自宅での復習手順を具体化

「何をどの順でやればいいか」をはっきりさせることで、予習・復習の時間を短縮しつつ、学習効果を最大化します。

(2)文法・構文の徹底チェック

  • 個々の状況に合わせて学習計画を作成し、学ぶ範囲を明示
  • 授業内でミニテストを実施し、「理解したつもり」を防ぐ
  • 身につくまで繰り返し演習し、英作文・読解の土台となる文法力を固める

バードランド特有の構文や難しめの文法事項も、一つひとつ「説明できるレベル」まで定着させていきます。

(3)単語・熟語の長期的マネジメント

  • テストや受験時期から逆算した長期的な語彙計画を作成
  • 週ごとに学習量を区切り、「覚える→確認する→使う」流れをサイクル化

単語帳をただ「眺める」だけでなく、バードランド本文・問題演習の中で実際に使いながら覚える仕組みを作っていきます。

(4)長文読解力の強化(入試レベル対応)

バードランドだけでは不足しがちな大学入試レベルの長文対策については、

  • 高難易度の長文問題を用いた読解演習を徹底
  • 設問分析・パラグラフリーディング・要約など、入試本番で必要な読み方を指導
  • バードランドで学んだ文法・語彙を、実際の入試長文で「使える形」にする

学年別単元と開講コース

学年別の英語対策と扱う単元は、以下のページで詳しくご案内しています。学年や現在の状況に合わせてコースをご提案できます。

また、教室での授業に加え、オンラインでも同様の指導が受講可能です。オンライン授業の詳細は、コチラをご覧ください。

中高一貫校専門塾エスコット(Escot)では、完全1対1の個別指導で、生徒さん一人ひとりの状況・目標に合わせたバードランド対策を行っています。まずはお気軽にご相談ください。


バードランドの特徴である4技能(読む・書く・聞く・話す)

当塾でのその他の取り組み

エスコットでは、バードランド以外にも、中高一貫校で広く採用されている英語教材への対策も行っています。

また、英語の勉強全体を見直したい場合は、次の記事もぜひ参考にしてください。

より具体的な学年別の指導内容については、以下のボタンからご覧いただけます。



まとめ:バードランドを「受験に活きる力」に変えるために

  • バードランドは、難易度が高い反面、4技能を総合的に鍛えられる優れた教材である
  • 一方で、急なレベルアップ・自己学習の難しさ・受験との両立のしづらさなど、多くの生徒がつまずきやすい要素もある
  • 効果的に活かすには、予習・復習の簡略化、文法・構文の徹底定着、語彙管理、入試長文対策が不可欠
  • エスコットでは、これらを完全1対1の個別指導で総合的にサポートし、「教科書対策」と「受験対策」を両立させていく

バードランドで苦戦している方でも、正しい方法とサポートがあれば必ず挽回できます。一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。

 

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