1.ニュートレジャーとは?

『NEW TREASURE ENGLISH SERIES』(以下『ニュートレジャー』と表記)は、Z会出版の中高一貫校用の教科書で、検定教科書よりも難易度の高い英語教科書です。大学入試で必要とされる英語力・実践的な英語力を養う目的で作成されています。

ニュートレジャーは、検定教科書に比べて英文の絶対量や単語量が多く、単語量は検定教科書に比べて約3倍となっています。また、検定教科書であれば高校生が学習する内容も中学生で扱い、反復学習することで重要な文法を確実に理解する構成となっています。文法解説も詳しく掲載されていて、英語への興味を持たせるようなテーマが多く採用されています。

また、「読む・書く・聞く・話す」の四技能をバランスよく身につけ、論理的な思考やコミュニケーション力を早い段階から伸ばすことも目的としています。きちんと理解できれば最難関大学に合格できる英語力を養うことができる+こともニュートレジャーの特徴です。

Stage1 Second Edition

語彙数は約1,100語で、中学1年~2年の範囲を学びます。

単元:be動詞、一般動詞、単数と複数、疑問詞、命令文、現在進行形、一般動詞・be動詞の過去形、未来を表す表現、助動詞、There (is) are~構文、比較

各項目については、当塾英語科講師の中尾が説明しているコチラをご確認下さい。

 

 

1 be動詞の文1(I am[you are]~) be動詞の文1(This is[That] is~)
2 be動詞の文2(He[She] is~) be動詞の文2(what is~?) be動詞の文2(who is~? A or B)
3 一般動詞の文1(一般動詞の基本) 一般動詞の文1(疑問詞を使う疑問文)
4 一般動詞の文2(3・単・現) 一般動詞の文2(疑問文と否定文) 一般動詞の文2(場所/時間を問う疑問文)
5 所有代名詞/疑問詞(whose~?) 所有代名詞/疑問詞2(how~?) 所有代名詞/疑問詞2(who~?)
6 命令文/canの文(命令文) 命令文/canの文(canの使い方) 命令文/canの文(疑問文/be動詞の命令文)
7 現在進行形(~ingの付け方) 現在進行形(否定文と疑問文/疑問詞の疑問文) 現在進行形(現在形と進行形)
8 一般動詞の過去形(規則動詞) 一般動詞の過去形(否定文と疑問文/疑問詞の疑問文) 一般動詞の過去形(不規則動詞/疑問詞の疑問文)
9 be動詞の過去形(wasとwere/否定文と疑問文) be動詞の過去形(過去進行形/疑問詞の疑問文) be動詞の過去形(itの特別用法)
10 助動詞(be going to~の文と疑問文) 助動詞(how~?/why~?の疑問文) 助動詞(willの文のつくり方/canの色々な用法) 助動詞(may/mustの色々な用法)
11 there is~の文(there is~) there is~の文(否定文/疑問文) there is~の文(数量表現)
12 比較(原級を用いた比較) 比較(比較級を用いた比較) 比較(最上級/不規則変化) 比較(比較級/最上級の疑問文)
stage1の総括

詳しい指導内容はをご覧ください。

Stage2 Second Edition

語彙数は約1,000語で、中学2年~3年の範囲を学びます。

単元:助動詞表現・文構造、不定詞、副詞節を導く接続詞、名詞節を導く接続詞・文構造、動名詞、現在完了、受動態、名詞・不定代名詞・再帰代名詞、後置修飾・分詞による修飾、関係代名詞、不定詞の発展的用法、比較・間接疑問・いろいろな文

各項目については、当塾英語科講師の中尾が説明しているコチラをご確認下さい。

1 接続詞1/感嘆文(等位接続詞/命令文,~) 接続詞1/感嘆文(時の接続詞) 接続詞1/感嘆文(howの感嘆文)
2 接続詞2/助動詞(条件のf) 接続詞2/助動詞(接続詞that) 接続詞2/助動詞(have to等)
3 文型(文の要素の理解) 文型(第4文型をとる動詞) 文型(第5文型をとる動詞)
不定詞(名詞的用法) 不定詞(副詞的用法) 不定詞(形容詞的用法)
5 動名詞(動名詞の用法) 動名詞(不定詞との区別)
6 受動態 受動態(疑問詞の疑問文) 受動態(SVOO/Cの受動態)
7 現在完了 現在完了(経験用法) 現在完了(継続用法の基本用法) 現在完了(現在完了進行形)
8 名詞(可算名詞と不可算名詞)

詳しい指導内容はをご覧ください。

Stage3 Second Edition

語彙数は約800語中学の復習と高校の基礎を学びます。

単元:完了形、助動詞の発展的用法、不定詞を含むさまざまな表現、使役動詞・知覚動詞、受動態の発展的用法、副詞節、関係代名詞、関係副詞、名詞節、分詞・分詞構文、仮定法、さまざまな表現(比較・強調・否定・倒置)

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Stage4 Second Edition

語彙数は約800語高校の全範囲を学びます。

単元:時制・完了、時制の一致・話法、助動詞、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、比較、仮定法

Stage5 Second Edition

語彙数は約850語最難関大学で出題されるレベルの英語力を養えるよう学びます。長文読解がメインとなります。

2.ニュートレジャーでの主な課題

ニュートレジャーは、中高一貫校での利用を前提とした難関大学受験を見据えた教材です。ニュートレジャーは文章の量が多いことが特徴の1つとして挙げられますが、様々なジャンルの英文が取り扱われているため、豊富なテーマに触れることができ、自分の得意・不得意なジャンルを知ることや、受験対策として活用することのできる教科書です。

すべてきちんと理解することができれば、難関大学合格のために必要な学習を網羅することのできる学力を身に着けることができます。

またニュートレジャーは、文章・語彙が非常に多い教材となっています。そのため、単語をとにかく覚えて語彙力を増やしていくことがまず必要となります。

しかし、ニュートレジャーは、単語の意味を調べれば英文が理解ができるほど易しい文章ではありません

また、単語の意味を調べることに時間を費やしてしまって、自力で英文を和訳する時間がなくなってしまうというケースを目にします。

予習の段階で知らない単語がたくさん出てくること・英文の内容が難しいことが相まって、ひとりで予習しようとすると、かなりの時間が必要となってしまいます。

ニュートレジャーは、単語と文章の量が多いため、予習段階である程度内容を把握するということが難しく、中高一貫校は授業のスピードもはやいため、授業についていくことができなければ、しっかりと内容理解するということができないという状況に陥ってしまいます。

さらに、復習の段階でも、参考書がないために十分な対策ができない、分からない箇所を補うことができないということが起こってしまいます。

また、中高一貫校のテストは広範囲から出題されるため、テスト勉強はしっかりと取り組む必要があります。

ニュートレジャーは覚えるべき単語数も多く、英文も複雑なため、テストで出題される英文を丸暗記して対処してしまうケースを多く目にします。

丸暗記すればそのまま出題されれば答えることができますが、文法や構文の応用問題が出題されたときに、その単語や文法の使い方がきちんと理解できていないために、正解を出すことができないということが起こってしまいます。

そのため、

・授業の進度についていけない
・単語が多すぎて覚えられない
・英文が難しく、単語を調べても訳せない
・予習復習に時間がかかり、他の教科を学習する時間が減ってしまう
・ニュートレジャーに対応する参考書がなく、授業だけでは理解が追いつかない
・構文・文法が分からず、応用問題が解けないなどの状況に陥ってしまうケースがあります。

3.ニュートレジャーの攻略法中高一貫校専門塾エスコット

(Escot)は、完全1対1の個別指導で、上記のような課題に対して以下のような対策を行います。

対策予習…こちらから予習したい内容を厳選し、予習専用のプリントをお渡しし、効率よく予習ができるように指導いたします。
復習…授業後には復習内容が明示できるようなプリントをお渡し致します。ただたんに授業を受けていただくのではなく、予習と復習にも力をいれて学習を進めます。

ニュートレジャーは予習・復習を徹底することで、より理解を深めることができます。

さらに授業では、文法・構文等、理解できるまで繰り返し学習し、学習計画に基づいて、ニュートレジャーを軸とした受験対策を進めていきます。

学年別単元と開講コース学年別の英語対策と単元は各リンク先をご覧ください。学年別でコースを設けておりますので、様々なニーズに合わせた指導が可能です。

中1
中2
中3
高1

また、教室型の授業の他、オンラインでも同様の授業が受講可能です。当塾のオンライン授業につきましては、コチラをご覧ください。

中高一貫校専門塾エスコット(Escot)は、完全1対1の個別指導で、生徒さん1人1人に合わせたニュートレジャー対策を行いますが、生徒さんそれぞれに状況が異なるかと思いますので、まずは1度お問い合わせください。

当塾での取り組みでは、ニュートレジャー対策のほかにも、中高一貫校で多く採用されている、プログレスバードランド対策も行っています。</>

また、『中高一貫校に通う生徒のための英語勉強法』を参考に、英語の勉強方法を今一度見直し、『中高一貫校に通う生徒のための勉強計画の立て方』にもあるように、勉強計画を立てながら英語の勉強を進めていきましょう。

講座案内:受験対策 小論文講座【国語】

【国語】
小論文には書き方の「型」があります。それに基づいて文章を書くことで論理的な展開の小論文を作成することができます。また、そのフォーマットがあるからこそ、何を書くかを明確にできるのです。「型」を用いて文章を書く訓練を積み、添削指導によってさらなるブラッシュアップを目指します。