
プログレスは、多くの中高一貫校で採用されている、高度な英語力を養うための教材です。文部科学省検定教科書ではないぶん、難易度の高い英文・豊富な語彙・速い進度が特徴で、うまく使いこなせれば英語力を大きく伸ばせます。
一方で、予習・復習の負担の大きさや授業進度の速さから、「ついていけない」「他教科との両立が難しい」と感じる生徒さんも少なくありません。
このページでは、
- プログレス(Progress in English 21)の特徴と検定教科書との違い
- BOOK 1~BOOK 5の大まかな構成
- 多くの中高一貫生が抱えやすい課題
- 中高一貫校専門塾エスコットでのプログレス攻略サポート
について整理し、効率よく実力をつけるための学習イメージをお伝えします。
1.プログレス(Progress in English 21)とは?
『プログレス』は、中高一貫校で広く採用されている検定外の英語教材で、日常生活や実社会で必要な英語力を養うことを目的としています。多彩な英文と語彙を通じて、聞く・話す・読む・書くの4技能を総合的に伸ばせるよう設計されています。
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『Progress in English』または『Progress in English 21』(以下『プログレス』)は、長らく多くの中高一貫校で使用されている、イエズス会出版から発行された英語教科書です。
まず、プログレスは検定教科書ではありません。検定教科書とは、文部科学大臣の検定を受けて正式に小学校・中学校・高等学校で使用が認められた教科書のことです。
一方、プログレスは検定教科書ではない代わりに、高い英語力を育てることを目指しています。日常生活や実社会で必要な英語表現を重視しており、そのために検定教科書よりも難易度が高く設定されている場合があります。
また、プログレスは豊富な英文と語彙を提供しているため、検定教科書と比べてより幅広い英語表現に触れられるのも特徴です。文章は主に「小説」「物語」「会話文」から構成され、日常生活に基づいた実用的な文例が多く取り入れられています。
さらにプログレスは、聞く → 話す → 読む → 書くの順でスキルを積み上げていく構成になっており、反復学習をサポートする設計です。これにより、学習者は総合的な英語力を無理なく高めていくことができます。まさに「効果的な学習」を支える教材と言えるでしょう。
詳細については、当塾英語科講師・甲田による解説動画・コラムもご参照ください。
プログレス(Progress in English 21)で最初に確認すること
結論:まず「配布されている版(従来版/REVISED)とBOOK番号・授業の進度」を確認し、学習は教科書で土台づくりと入試で必要な形式(特に長文)を別建てに分けて進めます。
| 検索意図 | このページでの答え | まず見る場所(章名) | 注意点 |
|---|---|---|---|
| プログレス英語教科書とは? | 検定教科書より「難易度・量・進度」が重く、BOOK1〜5で段階的に伸ばす教材。 | 「1.プログレス(Progress in English 21)とは?」 「プログレス21と検定教科書の3つの違い」 |
まず“重さの理由”を把握して、やり方を変える。 |
| BOOKごとの中身(どこまでやれば?) | BOOK1〜3で高校基礎文法の骨格、BOOK4〜5で総整理と実用表現。 | 「BOOK 1~BOOK 5の構成と学べる内容」 | 今の学年=今のBOOKとは限らない(学校の進度で判断)。 |
| 難しい理由(つまずき) | 語彙量・予習負担・構造の複雑さ・授業進度の速さなどが重なって起きる。 | 「2.プログレスでつまずきやすいポイント(主な課題)」 | “全部一人でやる”前提だと破綻しやすい。 |
| 定期テスト/受験はどう両立? | 予習復習は「やることを絞る」仕組み化。受験で必要な長文は教科書外で補う。 | 「3.プログレス攻略の学習法と当塾のサポート」 「3)長文読解と大学入試レベルへの橋渡し」 |
教科書対策だけで受験の長文が完結するわけではない。 |
困りごと別:まずやること
- 難しい・追いつけない:先に「2.プログレスでつまずきやすいポイント(主な課題)」で“何が重いのか”を特定する。
- 大学受験が不安:「受験勉強とのバランスの難しさ」→「3)長文読解と大学入試レベルへの橋渡し」を先に読む。
- 進め方が分からない:「3.プログレス攻略の学習法と当塾のサポート」で“やることの絞り込み”から着手する。
「採用校」を調べたい場合の最短手順
学校名の列挙より先に、学校配布資料・シラバス・教科書案内で「教材名(Progress in English 21)」「版(従来/REVISED)」「BOOK番号」「授業の進度」を確認してください。プログレスは中高一貫校を中心に採用が広がりやすい教材のため、まず“自分の学校の運用”を押さえるのが最短です。
このあと本文で、教科書の特徴→難易度(理由)→大学入試との関係→学習法と当塾サポートの順に確認できます。
プログレス21と検定教科書の3つの違い
プログレスは、「難しさ」「多さ」「スピード」の3点で検定教科書と大きく異なります。この3点が「大変さ」の原因であると同時に、習得できれば大きなアドバンテージにもなります。
3つの違いを詳しく見る
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① 難易度の高さ
もっとも分かりやすい違いが難易度です。『プログレス21』は、BOOK 1~BOOK 3の段階から、検定教科書(中1レベル)と比べて早い時期から高度な英語表現が登場します。
そのぶん、早い段階から本格的な英文に触れられるため、英語力を本気で伸ばしたい生徒にとっては大きな利点となります。
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② 文章量・語彙量の多さ
プログレスは、文章の長さ・語彙数ともに検定教科書より高い水準です。日常生活や実用的な場面を想定したテキストが多く、
- 実際のコミュニケーションに近い表現
- 多彩なリーディング素材
を通じて、実践的な英語運用能力を養うことができます。
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③ 文法習得までのスピード
検定教科書では通常、6年間(中1~高3)かけて学ぶ文法内容を、プログレスではBOOK 1~BOOK 3の範囲で3年間(中1~中3)で習得することを目標としています。
このスピーディーなカリキュラムにより、短期間で高校レベルの文法力を身につけることができ、その後の実践的な読解・表現の土台を早期に固めることができます。
こうした特徴から、『プログレス21』は「短期間で高度な英語スキルを身につけたい方」に特に適した教材と言えます。
BOOK 1~BOOK 5の構成と学べる内容
プログレスは、BOOK 1~BOOK 5までの5冊構成です。
- BOOK 1~3:基礎~標準レベルの文法・語彙の体系的な習得
- BOOK 4~5:文法の総整理と高度な表現・実用的内容への発展
以下では、それぞれの冊子の概略と、当塾が提供している解説コンテンツをご紹介します。
BOOK 1~BOOK 3:基礎文法の習得
最初の3冊(BOOK 1~3)は、高校の基礎文法レベルまでを一気に学ぶために設計されています。英語初心者にも理解しやすい構成で、英文の基本構造・基本語彙を丁寧に積み上げていきます。
プログレス21 REVISED BOOK 1(約1,290語)
成語を含む単語数は約1,290語で、中1~中2用とされています。
主な単元:現在形、疑問文(be動詞)、疑問詞、複数形、所有格、現在形(一般動詞)、命令文、3単現、現在進行形、代名詞の目的格、過去形、過去進行形、未来を表す表現、some・anyの使い方、数量・分量の表し方、助動詞、There is/are構文、頻度・時間の表し方、前置詞、不定詞 など
各項目については、当塾英語科講師・甲田による解説が公開されています(一部抜粋)。
プログレス21 REVISED BOOK 2(約1,520語)
成語を含む単語数は約1,520語で、中2~中3用とされています。
主な単元:未来の表現、感嘆文、比較、関係代名詞、不定詞、現在完了・現在完了進行形、過去完了・過去完了進行形、受動態、物の成り立ちの表し方、動名詞、再帰代名詞、知覚動詞、使役動詞 など
一部の単元はコラム記事でも解説しています。
BOOK 4~BOOK 5:文法の整理と実用的な内容
BOOK 4・BOOK 5は、BOOK 1~3で学んだ文法を体系的に整理し直すとともに、より高度で実用的な表現を身につける段階です。
- 抜けている文法事項の補完
- 言い換え・ニュアンスの違いなど表現力の強化
- 実社会・ビジネス場面でも通用する英語の習得
改訂版である『プログレス21 REVISED版』では、レイアウトや構成がより見やすくなり、学習者の利便性が高まっています。文法内容は従来版と同じですが、「使いやすさ」が強化された教材です。
プログレス21 REVISED BOOK 4(約1,410語)
成語を含む単語数は約1,410語です。
主な単元:命令・忠告・依頼の表し方/現在時制のまとめ/意見の表し方/過去時制のまとめ/感情の表し方/未来時制のまとめ/願望・祝福などの表し方/仮定法のまとめ/好き嫌いの表し方/分詞のまとめ/想像の表し方/不定詞のまとめ/主張・説得・議論の仕方/動名詞のまとめ/メールなどによる連絡の取り方/直接話法・間接話法のまとめ/数やサイズの表し方/助動詞のまとめ/感謝・謝罪の表し方/関係詞節のまとめ
プログレス21 REVISED BOOK 5(約2,150語)
成語を含む単語数は約2,150語です。
主な単元:名詞/代名詞/形容詞/関係詞節/比較表現/副詞/倒置/省略/文の主語/動詞の態/否定表現 など
総括すると、『プログレス』はBOOK 1~5を通じて、基礎から上級まで段階的に英語力を伸ばす包括的な教材です。
2.プログレスでつまずきやすいポイント(主な課題)
プログレスは優れた教材である一方、実際の現場では次のような悩みが多く聞かれます。
よくある学習上のつまずき
- 単語数・語彙量が多く、覚えるだけで手一杯になってしまう
- 予習で単語の意味調べに時間がかかり、和訳まで手が回らない
- 単語の意味を調べても、英文の構造が複雑で自力では訳せない
- 中高一貫校の授業進度が速く、内容を理解しないまま授業だけが進んでしまう
- 復習しようにも、どこから手をつければよいのか分からない
- プログレス専用の参考書が少なく、自力での復習が難しい
- 教科書内の演習問題が少なく、応用問題に触れる機会が少ない
- 文法の解説が細かくなく、授業だけでは理解が追いつかない
受験勉強とのバランスの難しさ
さらに、中高一貫校生ならではの課題として、
- プログレスの予習・復習に時間をかけすぎると、大学受験で必要な勉強とのバランスが崩れる
- 大学入試で頻出の論説文・評論文がプログレスでは扱われないため、入試用語彙・構文が不足しがち
といった点も無視できません。
結果として、次のような状態に陥る生徒さんが多く見られます。
- 授業の進度に追いつけない
- 単語が多すぎて覚えきれない
- 予習で単語調べに時間がかかり、日本語訳まで終わらない
- 英文が難しく、自力では訳せない
- 予習・復習に時間を取られて、他教科の学習時間が減ってしまう
- 対応する参考書がほとんどなく、授業だけでは理解が追いつかない
- 演習量が足りず、応用問題に対応できない
- 教科書の内容と受験に必要な内容が異なり、受験勉強がおろそかになる
- 受験用の語彙・文法がなかなか身につかない
こうした課題を整理したうえで、プログレスを「使いこなす」ための学習戦略が必要になります。
3.プログレス攻略の学習法と当塾のサポート
中高一貫校専門塾エスコット(Escot)では、完全1対1の個別指導で、上記のような課題に対して次のような対策を行っています。
1)予習・復習の簡略化と「やるべきこと」の明確化
プログレスを自力で予習・復習しようとすると、「全部を一人でやろうとして挫折する」というパターンになりがちです。当塾では、
- 予習専用プリントを用意し、「どこまで・何をやれば良いか」を明確化
- 復習用プリントで、授業後にやるべき内容を具体的に提示
- 文法・構文の学習計画に基づいた課題指定で、やることを絞り込む
といった形で、ムダな時間を削りつつ、必要な箇所に集中できる仕組みを整えています。
また、授業内で小テストを実施し、定着度をその場でチェックすることで、「やりっぱなし」を防ぎます。
2)文法・構文の反復と単語・熟語の計画的な習得
プログレスを土台に実力を伸ばすには、
- 文法・構文を何度も繰り返し、身体に染み込ませる
- 単語・熟語を「その場限り」ではなく、長期的に覚え直す仕組みを作る
ことが不可欠です。
当塾では、
- 文法・構文:授業内外で繰り返し演習し、定着するまで反復
- 単語・熟語:長期計画に基づく学習スケジュールを作成し、週単位で無理なく進める
ことで、テスト前だけの詰め込みではなく、積み上げ型の英語力を育てていきます。
3)長文読解と大学入試レベルへの橋渡し
プログレスでは扱われない、大学入試で必要となる論説文・評論文についても、個々のレベルや志望校に合わせて対策を行います。
- 教科書とは別に、入試レベルの長文問題にも段階的に取り組む
- 論説文・評論文に特有の語彙・構文を整理し、受験に直結する読解力を育てる
- プログレスの学習内容と受験勉強をうまく連携させるカリキュラムを構築
教科書対策と受験対策を切り離すのではなく、相互に補い合う形で学習を進めることを重視しています。
4)学年別コース・オンライン授業で柔軟に対応
学年別に英語対策コースを設け、プログレスの進度・学校のカリキュラムに合わせた指導が可能です。
また、教室での授業に加え、オンラインでも同様の授業を受講することができます。
- 通塾時間が不要で、忙しい中高一貫生でも時間を有効活用できる
- 自宅など、勉強し慣れた環境で集中しやすい
- 全国どこからでも、当塾のプログレス対策を受けられる
オンライン授業の詳細は、コチラをご覧ください。
中高一貫校専門塾エスコット(Escot)は、完全1対1の個別指導で、生徒さん1人ひとりに合わせたプログレス対策を行っています。状況はお一人ずつ異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。
その他の採用教材への対応
当塾では、プログレス対策に加えて、中高一貫校で多く採用されている下記教材の対策も行っています。
採用教材が異なる場合でも、学校の授業・定期テスト・大学受験までを見据えた指導が可能です。
4.まとめ:プログレスを「負担」から「武器」に変える
最後に、本ページのポイントを整理します。
- プログレスは難易度・量・進度の3点で検定教科書よりハードだが、そのぶん高い英語力を身につけるチャンスでもある
- BOOK 1~3で高校基礎文法を3年間で一気に学び、BOOK 4~5で文法の総整理と実用的表現を磨いていく構成
- 一方で、語彙量の多さ・授業進度の速さ・参考書の少なさなどから、自己流の学習では行き詰まりやすい
- 大学入試で必要な論説文・評論文は教科書に少ないため、別途入試対策が必要
- エスコットでは、予習・復習の簡略化、文法・構文・単語の計画的学習、入試長文対策を通じて、プログレスを「使いこなす」学習をサポートしている
プログレスは、正しい方法とサポートがあれば、大きな負担ではなく強力な武器になります。教材に振り回されるのではなく、自分の受験や将来のためにどう活かすかという視点で、一緒に学習計画を立てていきましょう。
英語の勉強全体の進め方については、
もあわせてご覧いただき、教材・勉強法・計画の3つをそろえて英語学習を進めていきましょう。
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小論文には書き方の「型」があります。それに基づいて文章を書くことで論理的な展開の小論文を作成することができます。また、そのフォーマットがあるからこそ、何を書くかを明確にできるのです。「型」を用いて文章を書く訓練を積み、添削指導によってさらなるブラッシュアップを目指します。


