代数計算の勉強法|移項分母払い約分因数分解を中学生向け整理版
因数分解のやり方と見分け方|中学生向けに公式・判断表・例題まで整理
因数分解は、公式を覚えるだけでは安定しにくい単元です。式を見たときに「共通因数でくくれるか」「2項か3項か」「平方差か」「完全平方か」「x²+bx+cとして考えられるか」を順番に確認できるようになると、使う方法を選びやすくなります。
このページでは、因数分解のやり方を中学生向けに整理します。まず1問を使って「どこを見るか」を確認し、その後で公式、見分け方、例題、符号の考え方、途中式、展開による検算、確認問題まで順番に見ていきます。
まず1問で、因数分解の見分け方を確認する
因数分解では、最初に公式名を探すよりも、式の形を見る順番を決めることが大切です。たとえば次の問題では、いきなりx²+bx+cを見るのではなく、先に共通因数を確認します。
例:2x²+10x+12を因数分解する
2x² + 10x + 12 1. すべての項に2がある = 2(x² + 5x + 6) 2. かっこの中は x²+bx+c の形 足して5、かけて6になる数を探す → 2 と 3 3. 因数分解する = 2(x + 2)(x + 3)
このように、「共通因数を見る」「項数を見る」「公式に当てはまるかを見る」の順に進めると、使う方法を選びやすくなります。
因数分解のやり方は、共通因数→項数→公式の順に見る
因数分解で迷ったときは、次の順番で式を確認します。公式を覚えていても混合問題で選べない場合は、まずこの順番をそろえましょう。
- 共通因数を見る:すべての項に同じ数や文字があれば、先にくくります。
- 項数を見る:2項、3項、4項のどれかを確認します。
- 2項なら平方差を見る:
a²-b²の形なら、(a+b)(a-b)にします。 - 3項なら完全平方またはx²+bx+cを見る:両端が二乗なら中央が
±2abか確認し、それ以外は足して中央、かけて最後になる2数を探します。 - 符号や共通因数を整理する:先頭がマイナスなら必要に応じてマイナスでくくり、くくった後のかっこの中も確認します。
- 最後まで分解して検算する:さらに分解できないかを確認し、必要なら展開して元の式に戻るか確かめます。
共通因数、符号、展開、途中式で何度もつまずく場合は、文字式や正負の数まで戻る必要があることもあります。前の単元を含めて確認したい場合は、数学の学校対策も参考にしてください。
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因数分解とは何か
因数分解とは、足し算や引き算で表された式を、かけ算の形に直すことです。展開と反対向きの計算だと考えると理解しやすくなります。
展開と因数分解の関係
展開 (x + 2)(x + 3) = x² + 5x + 6 因数分解 x² + 5x + 6 = (x + 2)(x + 3)
因数分解では、式を見て「どのかけ算の形に戻せるか」を考えます。項数、符号、二乗の有無から式の特徴を見分けることが大切です。
展開はできるのに因数分解ができない理由
展開は、かっこを外して計算する向きの作業です。一方、因数分解は、ばらばらに見える項から元のかっこを作る作業です。
展開ができても因数分解で詰まる場合は、中央の項、定数項、符号、二乗になっているかを順番に見て、展開結果を逆向きに読む練習が必要です。
展開の公式を逆に使うと因数分解になる
因数分解は、展開で学んだ公式を逆向きに見る計算です。「展開するとどう戻るか」をセットで確認すると、形を見分けやすくなります。
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| 展開で見る形 | 因数分解で見る形 | 例 |
|---|---|---|
(x+a)(x+b)=x²+(a+b)x+ab |
足して中央、かけて最後になる2数を探す | x²+7x+12=(x+3)(x+4) |
(a+b)²=a²+2ab+b² |
両端が二乗、中央が2abかを見る |
x²+6x+9=(x+3)² |
(a-b)²=a²-2ab+b² |
中央がマイナスの完全平方かを見る | x²-8x+16=(x-4)² |
(a+b)(a-b)=a²-b² |
2項で、二乗の差になっているかを見る | x²-25=(x+5)(x-5) |
因数分解の判断表と公式
問題を見たときは、次の表の上から順に確認します。使う方法と公式を同じ表で確認できるようにまとめました。
スマートフォンでは、表を横へスクロールして確認できます。
| 順番 | 式の特徴 | 方法・公式 | 例 |
|---|---|---|---|
| 1 | すべての項に同じ数や文字がある | 共通因数でくくるma+mb=m(a+b) |
6x+9=3(2x+3) |
| 2 | 2項で、両方が二乗、間がマイナス | 平方差a²-b²=(a+b)(a-b) |
x²-25=(x+5)(x-5) |
| 3 | 3項で、両端が二乗、中央が±2ab |
完全平方a²±2ab+b²=(a±b)² |
x²+6x+9=(x+3)² |
| 4 | 3項で、先頭の係数が1 | m+n=b、mn=cとなる2数を探す |
x²+5x+6=(x+2)(x+3) |
| 5 | 先頭がマイナス | 必要に応じて全体をマイナスでくくる | -x²+5x-6=-(x-2)(x-3) |
| 6 | 3項で、先頭の係数が1ではない | a×cとbを使って中央の項を分ける |
2x²+7x+3=(2x+1)(x+3) |
| 7 | 4項で、2項ずつ同じかっこを作れる | 2項ずつまとめ、同じかっこをくくる | ax+ay+bx+by=(a+b)(x+y) |
| 8 | どれにも当てはまらない | 整数の範囲で因数分解できない可能性を確認する | x²+x+1 |
因数分解は中学何年生で習う内容か
因数分解は、中学範囲では多くの場合、中3数学の式の計算で学習します。ただし、学校の進度、教材、塾の先取り状況によって扱う時期は前後します。
- 中1:文字式、方程式、正負の数など、代数計算の土台を学ぶ
- 中2:式の計算、連立方程式、一次関数などで文字式の扱いに慣れる
- 中3:展開、乗法公式、因数分解、二次方程式へ進むことが多い
因数分解が難しく感じるときは、中1・中2で学んだ文字式の計算や符号の扱いが関係していることもあります。
因数分解は何に使うのか
因数分解は、式をかけ算の形に直して、計算や考え方を整理するために使います。二次方程式や、その後の数学にもつながる計算です。
二次方程式で使う例
x² - 5x + 6 = 0 (x - 2)(x - 3) = 0 x - 2 = 0 または x - 3 = 0 x = 2、3
中学数学でつながる内容
- 二次方程式を解くときに、式をかけ算の形に直して考える
- 式の計算で、共通因数をくくって整理する
- 関数や図形の問題で、式を扱いやすい形に変形する
- 高校数学の二次関数、方程式、不等式などの土台になる
共通因数でくくる方法
因数分解では、最初にすべての項に共通する数や文字がないかを確認します。数字だけでなく、文字や文字の次数にも注目しましょう。
例題1 数を共通因数としてくくる
6x + 9 = 3(2x + 3)
6xと9の両方を割り切れる3をかっこの外へ出します。
例題2 数と文字を共通因数としてくくる
4x² + 8x = 4x(x + 2)
4x²と8xには、4とxが共通しています。文字は小さい方の次数に合わせてくくります。
共通因数を見落とした誤答例
よくない例 2x² + 8x + 8 → x² + 4x + 4 → (x + 2)²
正しい例 2x² + 8x + 8 = 2(x² + 4x + 4) = 2(x + 2)²
共通因数の2を勝手に消してはいけません。最初に外へ出した数は最後まで残します。
共通因数と公式を続けて使う問題
「先に共通因数でくくり、その後に公式を使う問題」は基本の延長です。共通因数でくくった後も、かっこの中をもう一度確認しましょう。
共通因数の後にx²+bx+cを使う
6x² + 18x + 12 = 6(x² + 3x + 2) = 6(x + 1)(x + 2)
共通因数の後に平方差を使う
2x² - 18 = 2(x² - 9) = 2(x + 3)(x - 3)
共通因数の後に完全平方を使う
3x² + 12x + 12 = 3(x² + 4x + 4) = 3(x + 2)²
マイナスでくくる因数分解
先頭の項がマイナスの場合は、全体をマイナスでくくると見やすくなることがあります。マイナスを外へ出すと、かっこの中の符号はすべて変わります。
例題 先頭がマイナスの三項式
-x² + 5x - 6 = -(x² - 5x + 6) = -(x - 2)(x - 3)
共通因数を出した後に平方差を見る
-2x² + 18 = -2(x² - 9) = -2(x + 3)(x - 3)
-(x²-5x+6)を展開すると、-x²+5x-6に戻ります。符号に迷ったら展開して確認しましょう。
平方差を見分ける方法
平方差は、2つの二乗の差になっている式です。「2項」「両方が二乗」「間がマイナス」の3点を確認します。
例題3 平方差の公式を使う
x² - 25 = x² - 5² = (x + 5)(x - 5)
- x²はxの二乗、25は5の二乗です。
a²-b²=(a+b)(a-b)の形に当てはめます。- かっこの符号は、片方がプラス、もう片方がマイナスになります。
平方差に見えるが違う例
x² + 25
x²+25は、どちらも二乗ですが間がプラスです。平方差の公式はa²-b²なので、二乗の和にはそのまま使えません。
完全平方を見分ける方法
完全平方は、同じ式を2回かけた形に直せる式です。最初と最後の項だけでなく、中央の項が2abまたは-2abになっているかを確認します。
例題4 プラスの完全平方
x² + 6x + 9 = x² + 2・x・3 + 3² = (x + 3)²
例題5 マイナスの完全平方
x² - 8x + 16 = x² - 2・x・4 + 4² = (x - 4)²
完全平方とそうでない式を比較する
スマートフォンでは、表を横へスクロールして確認できます。
| 式 | 見るポイント | 因数分解 |
|---|---|---|
x²+8x+16 |
16は4²、中央は2・x・4 |
(x+4)² |
x²+8x+15 |
足して8、かけて15になる3と5 | (x+3)(x+5) |
x²-6x+9 |
9は3²、中央は-2・x・3 |
(x-3)² |
x²-6x+8 |
足して-6、かけて8になる-2と-4 | (x-2)(x-4) |
x²+bx+cを因数分解する方法
x²+bx+cの形では、足してb、かけてcになる2つの数を探します。
(x+m)(x+n)を展開して考える
(x + m)(x + n) = x² + nx + mx + mn = x² + (m + n)x + mn
m+n=b、mn=cとなる2つの数を探せばよいことが分かります。
例題6 x²+5x+6を因数分解する
足して 5、かけて 6 になる数 → 2 と 3 x² + 5x + 6 = (x + 2)(x + 3)
足してb、かけてcになる2つの数の探し方
x²+bx+cで詰まりやすい場合は、頭の中だけで探さず、定数項の約数の組を書き出してから和を比べます。
- 定数項を見る:
cの約数の組を出す。 - 積を確認する:かけて
cになるかを見る。 - 和を確認する:足して
bになるかを見る。 - 符号を見る:定数項がプラスなら同符号、マイナスなら異符号で考える。
- 見つからなければ:整数の範囲で因数分解できない可能性を確認する。
同じ12でも、中央の係数と符号で答えが変わる
| 式 | 探す2数 | 因数分解 |
|---|---|---|
x²+7x+12 |
3と4 | (x+3)(x+4) |
x²-7x+12 |
-3と-4 | (x-3)(x-4) |
x²+x-12 |
4と-3 | (x+4)(x-3) |
x²-x-12 |
-4と3 | (x-4)(x+3) |
たとえばx²+2x+3では、かけて3になる整数の組は1と3ですが、足すと4になります。このように約数の組を確認しても合わない場合は、整数の範囲で因数分解できない可能性があります。
符号があるx²+bx+cの因数分解
マイナスを含む場合も、足してb、かけてcになる2数を探します。先に積の正負を見ると、符号を決めやすくなります。
| 式 | 符号の見方 | 因数分解 |
|---|---|---|
x²+5x+6 |
積も和もプラス | (x+2)(x+3) |
x²-5x+6 |
積はプラス、和はマイナス | (x-2)(x-3) |
x²+x-6 |
積がマイナスなので異符号 | (x+3)(x-2) |
x²-x-6 |
積がマイナスなので異符号 | (x-3)(x+2) |
符号を間違えたときは展開する
よくない例 x² - x - 6 = (x - 2)(x + 3) 展開すると = x² + x - 6 正しい例 x² - x - 6 = (x - 3)(x + 2)
共通因数、平方差、完全平方、x²+bx+c、符号まで確認できていれば、まず確認問題へ進めます。次の2つは、学校や教材によって扱う時期が分かれる発展内容です。
発展:先頭の係数が1でない二次式の因数分解
ax²+bx+cの形では、a×cと中央の係数bを使って2つの数を探します。
例題 2x²+7x+3を因数分解する
2x² + 7x + 3 1. 2 × 3 = 6 2. かけて6、足して7 → 1 と 6 3. 中央の項を分ける 2x² + x + 6x + 3 4. 2項ずつくくる = x(2x + 1) + 3(2x + 1) 5. 同じかっこをくくる = (2x + 1)(x + 3)
もう1問確認する
3x² + 10x + 8 3 × 8 = 24 かけて24、足して10 → 4 と 6 3x² + 4x + 6x + 8 = x(3x + 4) + 2(3x + 4) = (3x + 4)(x + 2)
発展:2項ずつまとめる因数分解
4項の式では、2項ずつまとめることで同じかっこを作れる場合があります。
例題 ax+ay+bx+byを因数分解する
ax + ay + bx + by = a(x + y) + b(x + y) = (a + b)(x + y)
2項ずつまとめても同じかっこが出ない場合は、組み合わせを変えると見えることがあります。
整数の範囲で因数分解できるか分からないときの確認
どの公式にも当てはまらない式は、無理にかっこの形へ直さず、整数の範囲で因数分解できるかを確認します。
| 式 | 確認すること | 結果 |
|---|---|---|
x²+5x+6 |
足して5、かけて6になる2と3がある | (x+2)(x+3) |
x²+4x+5 |
1と5は足して4にならない | 整数の範囲では因数分解できない |
x²+2x+3 |
1と3は足して2にならない | 整数の範囲では因数分解できない |
x²-2x+5 |
かけて5、足して-2になる整数の組がない | 整数の範囲では因数分解できない |
「できない」と判断する前に、共通因数や約数の組を見落としていないか確認しましょう。
因数分解の途中式はどこまで書くか
因数分解に慣れるまでは、途中式を残した方がミスを見つけやすくなります。
2x² + 10x + 12 = 2(x² + 5x + 6) = 2(x + 2)(x + 3)
最初に2でくくった行を残すと、最後に2を落とすミスを防ぎやすくなります。
省かない方がよい途中式
- 共通因数でくくった行
- マイナスでくくった行
- 平方差や完全平方だと分かる形に直した行
- 中央の項を分けた行
- 展開して確かめた行
因数分解の答えを展開して確かめる
答えが合っているか不安なときは、因数分解した式を展開して元の式に戻るか確認します。
答え (x + 2)(x + 3) 展開して確認 (x + 2)(x + 3) = x² + 3x + 2x + 6 = x² + 5x + 6
特にマイナスを含む問題では、展開による確認で符号ミスを見つけやすくなります。
因数分解でよくある間違いと確認先
- 共通因数を見落とす:問題を見たら、公式より先にすべての項に共通する数や文字を確認します。
- 平方差と二乗の和を混同する:
x²-25は平方差ですが、x²+25は平方差ではありません。 - 完全平方を最後の項だけで判断する:両端だけでなく、中央が
±2abかを確認します。 - 最後まで分解しない:
2(x²-9)のように、くくった後のかっこの中ももう一度見ます。
間違い方ごとの確認先
| 間違い方 | 確認すること | 戻る場所 |
|---|---|---|
| 最初に何をすればよいか分からない | 共通因数、項数、二乗の順に見ているか | 因数分解のやり方 |
| 2数が見つからない | 約数の組を先に出しているか | 2つの数の探し方 |
| 符号を間違える | 積がプラスかマイナスかを見ているか | 符号がある因数分解 |
| 共通因数を落とす | 外へ出した数や文字を最後まで残したか | 共通因数でくくる方法 |
| 答えが合っているか不安 | 展開して元の式に戻るか | 展開して確かめる |
因数分解の勉強法|公式別の練習から混合問題へ進む
最初から混合問題ばかり解くより、公式別に練習してから、使う方法を自分で選ぶ問題へ進む方が整理しやすくなります。
- 公式別に解く:共通因数、平方差、完全平方、
x²+bx+cを分けて練習する。 - 見る順番をそろえる:共通因数、項数、二乗、符号の順に見る。
- 混合問題へ進む:使う公式が指定されていない問題を解く。
- 間違いを原因別に分ける:「共通因数」「符号」「完全平方」「2数探し」など、判断した場所ごとに見直す。
- 展開で検算する:答えが元の式に戻るか確かめる。
定期テスト前に確認すること
- 共通因数を最初に確認できるか
- 2項と3項を見て、平方差・完全平方・
x²+bx+cを選べるか - マイナスを含む問題で2数の符号を決められるか
- 共通因数でくくった後も最後まで分解し、展開で確認できるか
因数分解の確認問題
基本、混合、発展に分けて練習します。答えだけでなく、最初にどの特徴を見たかも確認しましょう。
基本問題
8x + 12x² - 49x² - 10x + 25x² + 5x + 6x² + 7x + 12x² - 7x + 12
混合問題
x² - x - 62x² + 10x + 126x² + 18x + 123x² - 27-x² + 5x - 6-2x² + 18x² + 4x + 5
発展問題
2x² + 5x + 2ax + ay + bx + by3x² + 10x + 8
確認問題の解答を見る
基本問題の解答
8x + 12 = 4(2x + 3)x² - 49 = (x + 7)(x - 7)x² - 10x + 25 = (x - 5)²x² + 5x + 6 = (x + 2)(x + 3)x² + 7x + 12 = (x + 3)(x + 4)x² - 7x + 12 = (x - 3)(x - 4)
混合問題の解答
x² - x - 6 = (x - 3)(x + 2)2x² + 10x + 12 = 2(x + 2)(x + 3)6x² + 18x + 12 = 6(x + 1)(x + 2)3x² - 27 = 3(x + 3)(x - 3)-x² + 5x - 6 = -(x - 2)(x - 3)-2x² + 18 = -2(x + 3)(x - 3)x² + 4x + 5は、整数の範囲では因数分解できません。
発展問題の解答
2x² + 5x + 2 = (2x + 1)(x + 2)ax + ay + bx + by = (a + b)(x + y)3x² + 10x + 8 = (3x + 4)(x + 2)
保護者が確認するときの見方
保護者の方が確認する場合は、正解か不正解だけでなく、どこで判断しにくくなっているかを見ると原因を分けやすくなります。
- 公式は言えるが、混合問題になると使う方法を選べない
- 共通因数を確認せず、いきなり公式へ当てはめている
- 平方差と完全平方を混同している
- マイナスを含む問題で、2数の符号を説明できない
- 途中式がなく、同じ種類のミスを繰り返している
答えだけでなく、「最初に何を見たか」「どの2数を選んだか」など、途中の判断を確認することが大切です。
因数分解のよくある質問
因数分解と展開は何が違いますか。
展開はかっこを外して計算すること、因数分解はその逆で、式をかけ算の形に直すことです。
共通因数と公式はどちらを先に使いますか。
先に共通因数を確認します。くくった後に、かっこの中が平方差、完全平方、x²+bx+cになっていないかを確認します。
平方差はどう見分けますか。
2項で、両方が二乗になっていて、間がマイナスなら平方差です。たとえばx²-25は(x+5)(x-5)になります。
足してb、かけてcになる2つの数が見つかりません。
定数項の約数の組を先に書き出し、その中から足してbになる組を探しましょう。
たすき掛けは中学生でも必要ですか。
学校の進度や教材によって扱い方は異なります。このページでは、先頭の係数が1でない二次式を中央の項を分ける方法で説明しています。まだ学校で扱っていない場合は、基本の因数分解を先に固めましょう。
因数分解と二次方程式は何が違いますか。
因数分解は式をかけ算の形に直す計算です。二次方程式は、等式を満たすxの値を求める問題です。二次方程式を解くときに因数分解を使うことがあります。
因数分解の途中式を省いてもよいですか。
簡単な問題では短く書けることもありますが、慣れるまでは途中式を残す方がミスを確認しやすくなります。
まとめ
因数分解は、公式を覚えるだけでなく、問題を見て使う方法を選べることが大切です。迷ったときは、まず共通因数を確認し、その後で項数、二乗、符号を見ていきましょう。
見分け方を復習するときは因数分解の判断表と公式へ、実際に解けるか確かめるときは確認問題へ戻ると確認しやすくなります。
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