中高一貫校生の現代文の定期テスト勉強法

現代文の勉強をしようと思っても、何から始めれば良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか。特に中高一貫校は授業のスピードもはやく定期テストも広範囲から出題されるため、どこから手を付けたらよいのか分からないという状況に陥りがちです。また、他の教科との勉強の兼ね合いもあるため、現代文は後に回されがちなのではないでしょうか。定期テストの勉強はできるだけ効率的に進めていく必要があります。勉強計画の立て方については、『中高一貫校に通う生徒のための勉強計画の立て方』を参考に学習を進めていきましょう。

定期テスト2週間前からの進め方(忙しい中高一貫校向け)

定期テストの現代文は、短期間で「読む→分かる→書ける」を仕上げる必要があります。目安として、次の順で回すとムダが出にくくなります。

【14〜8日前】本文の理解と音読を固める
・教科書本文を毎日音読(つまる箇所=理解が浅い箇所)
・知らない語句をその場で整理(本文の理解を優先)
・段落ごとに一行要約(ノートに残す)

【7〜3日前】点になりやすい観点を問題化して潰す
・漢字(読み/書き)を満点狙いで反復
・接続詞/指示語を根拠つきで説明できる状態にする
・授業ノートの要点(先生が強調した箇所)を暗記カード化

【2日前〜前日】再現テスト(時間を切って確認)
・教科書本文を見ずに、流れ・要点・人物関係(心情変化)を説明する
・接続詞/指示語/要約のミスだけを最後に集中修正

ポイント:全部を完璧にではなく、点になりやすい項目(漢字・語句・接続詞・指示語)→本文の要点説明の順で仕上げると、短期間でも点数が安定します。

音読する

教科書の文章を音読しましょう。定期テストは学習した範囲から出題されます。本文を暗記してしまうくらい音読するようにしましょう。すらすら読めなかったり言葉につまってしまうところは、文章の意味がきちんと理解できていない可能性があります。全体の流れを理解しながら、分からない言葉があればこの段階で覚えていくようにして、文章を頭の中に入れてしまいましょう。音読をしながら情景が思い浮かぶように読んでいくとより記憶に残りやすくなります。

漢字を覚える

文章中の漢字は完璧に書けるようにしましょう。また、難しい言葉や意味の分からない言葉が音読のときに見つかれば、調べて覚えておきます。漢字で点数を落としてしまうのはもったいないので、確実に漢字の読み・書きができるようにしましょう。漢字は日々語彙力を増やしていくことに合わせて、定期テスト対策は別に勉強をして、常に新しい漢字を覚えていくということを習慣づけていきましょう。漢字は習慣付けが何よりも大切です。常日頃から覚えておくとテスト前も焦らずにすむので、テスト前は覚えているかのチェック程度で済むようにしておくとよいでしょう。

接続詞

接続詞が穴埋めや選択肢になっていて出題されるパターンも多く出題されます。前後の文章が逆のことを言っていれば『しかし』など、前後で同じような内容を言っていたら『つまり』など、前の文章の理由を述べていたら『なぜなら』など、文章の意味と流れがきちんと理解できていれば答えることができるので、流れをしっかり意識して文章を読みましょう。

接続詞ミニ練習(穴埋め・選択肢対策)

次の( )に最も自然に入る接続詞を考え、前後がどうつながるかを一言で説明してみましょう。

  1. 雨が降っていた。( )予定通り試合は行われた。
  2. 彼は約束の時間に来なかった。( )連絡もなかった。
  3. この方法は手間がかかる。( )確実に成果が出る。
コツ:接続詞は意味で覚えるより、前後関係(追加/対比/理由/結論)で処理すると外しにくくなります。

指示語

指示語は入試でも出題されるケースが多いです。そのため定期テストの勉強中も意識しながら取り組んでみましょう。指示語の内容が分からなければ文章の内容理解が曖昧になってしまうことがあります。文章中に指示語を見つけたら、その指示語が指し示す内容を探しましょう。指示語はだいたい文章の前に書かれているパターンが多いので、まずは指示語の前を見てみましょう。もちろん、指示語の後ろに指示語の内容が書かれている場合もありますし、複雑な文章だとどれが指示語かわかりにくいものもあるので、音読の段階で順を追って文章の意味を理解しながら読み進めていくことが大切です。

指示語ミニ練習(それ・このを言い換える)

次の文の「それ」「この」の中身を、本文の言葉を使って一行で言い換えてみましょう。

  1. 新しい制度が導入された。それによって現場の負担が増えた。
    それ=(                   )
  2. 彼は失敗の原因を分析し、次の行動を決めた。この姿勢が成長につながる。
    この姿勢=(                   )
コツ:指示語は何となくで飛ばすと内容理解が崩れます。必ず本文語で置き換える練習を入れてください。

要約する

文章を要約してみましょう。相関図を書いて登場人物、感情の流れや出来事などを図式化して書いてみましょう。そしてその図を見ながら文章について説明できるようになれば、内容がしっかり把握できているということになります。文章の流れを理解して要点をまとめることで頭を整理することができます。定期テストは学習した範囲から出題されるため、すべて覚えてしまうくらい文章を頭に入れておくとよいでしょう。

要約の型(30〜60字でまとめるときの手順)

要約は「うまい文章」よりも、要点が抜けないことが最優先です。次の3点セットで作ると形になりやすくなります。

  • 主題:筆者(または文章)が一番言いたいこと
  • 理由:なぜそう言えるのか(根拠・背景)
  • 結論:最終的にどうなる/どうすべきか
ミニ課題:教科書本文を段落ごとに一行要約→最後にそれを3行でつなげて全体要約にする。
よくある失敗:具体例だけを書く/感想で終わる/主語が抜ける(誰が何を主張しているかが曖昧)

文章の背景を知る

筆者やタイトル、書かれた時代などは覚えておきましょう。出題されたときに覚えていれば正解することができるので確実に点数をとれるようにしておきましょう。

ノートを見返す

教科書をよく読んで文章の流れを理解した後は、授業用ノートを見返してみましょう。大切なことはノートに書いてあるはずなので、しっかりと確認していきます。出題されやすい箇所は授業中に先生が指摘している可能性が高いので、ノートを見直して重要なところは頭に入れておきましょう。ノートが分かりやすく書いてあることもテスト勉強においては重要になります。授業はしっかりと聞き、ポイントなどはまとめておくと定期テスト前の見直しをスムーズにすることができます。

定期テストで多い失点パターン(ここを直すと早い)

  • 漢字:読みはできるが書けない(直前の反復で改善しやすい)
  • 語句:本文中の重要語の意味が曖昧(説明問題で落とす)
  • 接続詞/指示語:前後関係を確認せず雰囲気で選ぶ
  • ノート:先生が強調した箇所が整理されていない(出題の取りこぼし)

よくある質問(FAQ)

Q. 音読はどれくらいやればいい?
A. 目安は、つまらず読めるではなく、段落の要点を言い直せるところまでです。つまる箇所は意味が取れていない合図なので、そこだけ止めて確認します。

Q. 現代文は暗記で点が取れる?
A. 定期テストは範囲が固定なので、本文の流れ・語句・先生の板書/ノートを固めると点が安定しやすいです。接続詞や指示語は理由説明までできる形にしておくと強いです。

Q. 時間がないときは何を優先?
A. 優先順位は①漢字 ②重要語句 ③接続詞/指示語 ④本文の要点説明です。ここを押さえると短期間でも取り返しがつきます。

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まとめ

現代文の定期テストはある程度覚えてしまえば一定の点数をとることができます。学校の授業中に文章を理解できるように集中して聞くのはもちろん、漢字などは新しいものを見たときに覚えるようにしておけば、定期テスト前に焦ることもないので、日ごろの習慣にしてしまいましょう。

 

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