現代文の指導方針

早速ですが、大学受験における現代文とはどのような科目でしょうか。私は、「方法論を身につけ、それを活用して対処する」科目だと考えております。
傍線部の具体例を答えなさいという問題を例にとって考えましょう。そもそも、具体例とは何でしょうか。私は「ほぼイコールのもの」と定義しています。

なぜそうなるか。
たとえば、果物の具体例はリンゴですが、リンゴも果物の一種である以上、両者はニアリーイコールで結べます。したがって、具体例はほぼイコールのものという定義が成り立つのです。 このような考え方は普遍的なものです。特定の文章でのみ使えるといった類のものではありません。
どのような文章であっても活用できる考え方なのです。そういった考え方を知り、出題された問題に当てはめて対処するというのが受験の現代文でしょう。

ただ、これは現代文に限った話ではありません。
英語でも数学でも同じで、普遍的な原理を用いて処理していくのだと思います。

おそらく、このような原理の普遍性を見つけ、楽しめる受験生が強い受験生なのでしょう。そうなるための授業が私の現代文講座です。入試で現代文を使う人も使わない人も、本質を楽しめるしなやかな学力を中高一貫校専門塾エスコットで共に養っていきませんか。

 

講座案内:ワンポイント講座 思考力養成講座(5回完結)

【現代文】
比較的易しい記述問題を題材にして、授業を進めます。上記のような普遍的原理に基づいて解答を作成していきます。地頭を鍛えたい中学生や新傾向の大学入試共通テストの対策を始めたい受験生におススメの講座です。